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皮膚病漢方薬、肝斑の漢方治療 古くから漢方薬は肝斑の治療を経験済み

 

肝斑の肝は肝臓の肝ではなく、精神と深く関係する五臓六腑の内の肝

シミ肌荒れ・肝斑と漢方治療
古くから漢方薬は肝斑の治療を経験済み、最近、この文字がTVなどでさかんに放映されていますが、漢方薬を20年ぐらい経験している方であれば漢方は昔から利用していた皮膚病用語の一つです。

漢方医学の肝斑に対する考え方
肝斑の肝は肝臓の肝ではなく、精神状態などと深く関係する五臓六腑の内の肝のことだと推測でき、古くから(20数年前)漢方では肝斑の治療を経験していて、どの様に対応したらいいのかということも経験済みです。

肝斑は、西洋医学的には肝臓の機能と関係はないのですが、漢方医学的には関係大アリなのです。
この肝斑の原因は紫外線の他、ストレスや妊娠出産・ホルモンのアンバランス異常・閉経などがあり、紫外線以外の原因は、全て漢方医学の「肝」と関係があり、ストレスや妊娠出産・閉経・ホルモンバランス異常は漢方医学的に
「肝血虚・肝うつ」という解釈が出来、それに対応した漢方処方を選択して改善します。

漢方治療法解説

肝斑の主な原因は女性ホルモン異常の他、ストレスや紫外線・妊娠・出産(気血両虚)や月経不順(瘀血:血液の滞り)・更年期(肝気鬱結)に、卵巣腫瘍などのホルモン変化が関与・経口避妊薬なども原因とされます。

これから考えますと、漢方薬での(肝斑)治療の方法は、ストレスや更年期障害に対応した(肝気鬱結)対策、補血剤で女性ホルモンのバランス異常を整え、瘀血(血液の滞り・血行不良)剤で血液の流れを良くし、気血両虚剤などで働きと補血を含めた代謝を高め、総合的に組み合わせた方法で対応します。


肝斑の症状の現れ方
肝斑 (かんぱん)とは皮膚にできる色素斑(しみ)の一つです。現代医学では、その形状が肝臓に似ていることからこの名がついたようですが、漢方医学では五行論の内の”肝”はストレスなどの精神神経症状にホルモンバランスと深く関係し、神経症状が”肝”に悪影響を及ぼし、その結果肝斑(シミ)ができやすくなると考えられています。このような状態の漢方薬的治療法は”疎肝”というもので対応します。

肝斑は基本的には30歳代~40歳代の女性に多く、黄色人種や日本人に出来やすいと言われているシミです。境界がはっきりしたな左右対称色素斑で、眼の外側にできやすく、下顎、(鼻の下)にもできることがあります。

女性ホルモンが関係しているシミであるとも考えられ、女性ホルモンの他、ストレスや紫外線なども原因として考えられています。
原因はまだはっきりとわかっていなく、妊娠中に肝斑が出現することもあり妊娠初期に出現した場合、後期に向かうにつれ、濃くなっていく場合があり、出産後に薄くなることもあれば、濃いままで治らないこともあるようです。

 

肝斑に利用応用できる漢方処方

 

加味逍遥散は肝うつの代表的処方
更年期障害のファーストチョイスに加味逍遥散というくらい、あまりにも有名な漢方処方で、職場の人間関係などによるストレスなどに、加味逍遥散が随分助けてくれます。
嫌な上司・家庭内でのトラブル・仕事上での人間関係などから起こりやすい精神神経症状にとてもお勧めです。イライラしたり、やたらと怒りっぽくなったりする方に良く効きます。

宋時代(1107~1110年)
和剤局方記載、漢方的な治療法は、気滞血瘀・肝気鬱結・肝陽上亢で、気・血の流れが悪く、停滞している“気・血・水”の流れをよくすることで、精神神経状態を落ち着かせ、血液循環を改善し、清熱作用で上半身の余分な熱(のぼせ傾向)を取り去ります。

また、ホルモンバランスを整え、生理不順や生理痛・イライラしたり怒りっぽくなる・やる気の低下・めまいやフワフワ感・動機・上半身が熱くなるのぼせ傾向や発汗・寝つきが悪い・不眠症・不安感・抑うつ状態・焦躁感・頭痛・肩こり・倦怠感・多汗症・赤面症・ニキビ・肝斑・シミ・慢性肝炎・子宮筋腫・不妊症などの症状・病気にまで適応します

黄連解毒湯
清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯
外台秘要記載
成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子はのぼせ気味で顔色赤く、イライラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。
漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・アトピー性皮膚炎・シミ肌荒れ・肝斑などに使用されています。


桂枝茯苓丸は瘀血の代表的漢方薬
金匱要略記載
瘀血(血液の滞り)には桂枝茯苓丸というくらい、瘀血の代表格的漢方処方です。
血行をよくして熱のバランスを整えることで、のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症をしずめます。

また、ホルモンバランスを整える効果も期待でき、生理不順や生理痛・頭痛・めまい・肩こり・のぼせ・足の冷えなどを改善し、更年期障害・不妊症・子宮筋腫・ニキビ・シミ肝斑・痔・肝臓病、瘀血(血行不良)が原因の病気・症状を改善します。不妊症の場合、排卵があっても黄体機能が悪いと着床せず妊娠できないケース等に温経湯・当帰芍薬散とともに使用されています。

 

芎帰膠艾湯は補血漢方の代表
金匱要略記載、出血をおさえ、貧血症状を改善する働きをします。
貧血気味、また、体の下部に出血がみられるときに適します。

出血や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格で、顔色が悪くつやがない、カサカサ肌・四肢のしびれ・筋肉のひきつり・目のかすみや眼精疲労・頭のふらつきなどの血虚症状を伴います。

成分:当帰・川芎・芍薬・地黄・阿膠・艾葉・甘草

阿膠------阿膠(あきょう)、止血・補血・滋陰・潤燥・安胎。漢方医学の考えでは、血は様々な症状と密接に関わりを持っているため、効能は幅広く、生理痛、出産後の滋養や抜け毛の改善、便通の改善、骨粗しょう症予防などの治療効果の他、肌荒れ・シミ肌荒れ・肝斑・乾燥の防止、代謝促進などの美容効果があります。

分類:養血薬、出典:「神農本草経」
処方用名:陳阿膠、驢皮膠、生阿膠、阿膠珠、蛤粉炒阿膠、蒲黄炒阿膠
基原:ウマ科 Equidae のロバ  やウシ科 Bovidae  などの除毛した皮を水で煮て製したニカワ塊
帰経:肺、肝、腎-------効能:補血止血、滋陰潤肺

1.血虚による眩暈、心悸などの病証に用いる。阿膠は良好な補血薬で血虚諸症に適用する。

2.吐血、衄血、血便、不正性器出血に用いる。阿膠は止血の主要薬で、単味で使用しても効果があるが、常に他の薬物を配合して用います。


「肝血虚・肝うつ」解説

 肝血虚 |肝血の不足によるもので栄養障害、視覚系や運動系の異常・月経異常などがみられます。
自律神経失調症・栄養不良・貧血症・末梢神経炎・月経不順・慢性肝炎・眼科疾患・シミ肌荒れ・肝斑・老人・産後などでみられます。
【主な症状】
顔色や皮膚の色が悪くつやがない・爪がもろい・毛髪につやがない・頭がふらつく・目が疲れやすくかすむ・目の乾燥感・まぶしくて目を閉じていたい。夜盲症・眠りが浅く夢をみる、手足のしびれ感・筋肉がぴくびくする、月経は遅れるか無月経・血量は少ない。


【弁証論治】
治療法は滋補肝血で、当帰・芍薬・熟地黄・阿膠・川芎・早蓮草・拘杷子・枸杞子などの補血薬に、牡丹皮・鶏血藤・紅花などの活血薬や黄耆・党参・山薬などの補脾薬を少量加えます。
【代表方剤】
●補血剤…四物湯・芎帰膠艾湯。
●調和肝脾剤…黒道遙散・加味逍遥散など。



漢方医学では肝は「血を蔵す」・肝は「目に開籔する=関係する」・肝は「筋を主る」といった理論があります。

産後や脳の抑制過程の機能低下・自律神経系の失調・心筋や筋肉の代謝異常・体のホルモンバランス異常などの原因により、肝血虚という機能異常になると、目がかすむ・目の乾燥感・筋のけいれん・手足のしびれ・女性では月経のおくれ・生理の過少・無月経などが起こる考えられています。によって生ずる症候と考えられます。

●肝斑漢方服用
40代女性、更年期障害と肝斑治療を目的に漢方薬局桂林堂へ来店。
肝うつ症状、対人関係のイライラ感・フワフワ感・不安感・肩こり・のぼせ等の症状のほかに両ほほの肝斑で漢方薬を服用したいと考えるように。

この方、月に2度ほどコースに出てゴルフを楽しんでいるようで、紫外線を強く浴びるゴルフは肝斑にとっては良くないことですが。

処方は加味逍遥散に黄連解毒湯を処方。

漢方薬服用6か月ぐらいから少しずつシミ・肝斑が薄くなり、18か月

過ぎると肝斑が目立たない程度にまで減少しております。

漢方薬局東京都で漢方歴30年|漢方薬相談は目黒区中目黒の桂林堂へ

シミ肌荒れ・肝斑は漢方薬で/ 漢方薬局 東京都目黒区 桂林堂薬局