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漢方医学が考える不妊症性と瘀血・温経散寒・補血作用

血液の滞りを改善する漢方薬で不妊症対策

 

血液の流れを良くしたり・温経散寒で温めたり・補血作用で代謝を良くする漢方処方の三方面でバックアップします。

漢方薬の重要な役割

不妊症について 不妊症の原因と対策-----漢方薬を利用した不妊症について
「妊娠を希望しているのに思うようにいかない」とか「病院で不妊症の治療を受けているがなかなか改善されない」「体外受精や人工授精を何回も受けていますがだめでした」などと言って、漢方薬やサプリメントを探し求めている方が結構多いのが現状です。

ホルモンのバランスが悪くてよい卵子が育たない、子宮内膜症が原因で着床ができない、生理不順が原因であったり不妊症の症状も様々で、最近は男性の不妊症も増えていて、食生活の乱れ・過労・ストレスなどが影響して精子の数が少なかったり、元気がなかったりすることが主な原因のようです。

このような場合には漢方薬を利用した不妊治療が人気のようです。

血流を良くしたり・体を温め・補血したり・ストレス抵抗性を改善したり・補気作用をしたり・腎虚対策などで体状態を若々しく

 

などを総合的に改善しながら行うのが漢方医学での方法になっています。

副作用が少なく、もし妊娠されても持続的に服用が可能です。

不妊症とは正常な夫婦生活があって、2年以内に妊娠しない場合をいい、これは、通常、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠するという事実に基づいていているらしく、過去に妊娠の経験がないものを原発性不妊、妊娠したことはあるがその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊と言われています。

■ 不妊症の原因と漢方的対応

不妊症の女性側の原因は約5割で、男性側が約3割、その他の原因不明が約2割ということですから、以外にも男性の側も30%もあるということに驚きです。

男性の不妊症の原因のほとんどが精子の数が少ないか、または元気がない場合で、まれに無精子症があり、男性不妊の多くは、仕事の多忙やストレス などが影響しているようです。

女性の不妊症の原因のほとんどの場合、子宮内の血液の循環が悪く血液がスムーズに流れてないようです。 このようなケースは漢方薬での不妊対策がとてもうまく当てはまり、多くの女性が漢方薬を利用した不妊対策をするのはこのためです。

ホルモンの分泌が悪く、大きくて立派な卵子が成長しないことが多いようです。又、黄体の機能が悪いため子宮内膜の状態が悪くせっかくの受精卵が子宮内膜に着床しにくくなっています。
このような場合も気血両虚剤などで対応します。

 

女性が原因のケースは以下のようなものが考えられます。

排卵因子
排卵に導くホルモンの分泌が不調。多嚢胞性(PCO):卵巣で卵胞がうまく発育しない。若い女性に最近多い。LUF:卵胞の破裂が起こらない。

卵管因子
卵管が閉塞している場合もあるが、卵子が取り込まれない。受精、分割の環境が不良などの機能不全も含まれる。
着床因子子宮内膜の不良。(子宮内膜が薄い、パターンの不良。)黄体機能不全子宮筋腫、内膜ポリープ、子宮腺筋症。

頚管因子
精子が子宮管内に入らない。頚管粘液の不良。ヒューナーテスト不良。抗精子抗体(免疫的に精子を殺す抗体)陽性。

子宮内膜症
子宮内膜組織が子宮内宮以外にできる。不妊症、月経痛、性交痛の主な原因と見られ、不妊女性に高い確立で認められるが、子宮内膜症でも妊娠することがあるので、本当に不妊の「原因」なのかどうかはまだはっきりとわかっておらず、不妊が続く結果、子宮内膜症になるのではないかと考える人もいる。
年齢因子卵子、子宮の老化。30歳を超えると年に数%ずつ機能が下がり、35歳以上になると急に下がる。特に卵子の老化が注目される。原因不明不妊原因が特定できない
橋本病、甲状腺機能低下症と漢方処方の考え方、改善方

甲状腺機能低下症の漢方薬相談は以外にも多く、そのおかげで漢方薬での対応や応用も意外とやり易い病期だと思います。

基本的考え方は気血両虚等、婦人病に使用する頻用処方で甲状腺機能低下症に利用することが多いようです

不育症

漢方処方対策、不妊症に利用

天然生薬阿膠は止血・補血・滋陰・潤燥・安胎効果等に利用され、漢方医学理論では、阿膠は様々な症状と密接に関わりを持ち、効果。

 

冷え性・不妊症と

冷え性・不妊症と漢方処方のはなし-------2000年前から冷え性治療に貢献していた漢方医学
★2000年以上前から漢方医学は、気・血の存在を最重要と考えています。
気虚(エネルギーや働きの低下など)・陽虚(暖める力が低下)・瘀血(血液の滞り・血行不良)・気滞血瘀(神経症などで気が滞り、血液の流れも滞る)といった病状が存在しているように、気血のバランスを整えることで改善を図ることを2000年間発展し続けてきました。
長年の積み重なった経験は現代にも生きていて、2000年前に考案された漢方処方が淘汰されず生き残っているということは驚きです。
そのおかげで現代人の色々な病気に対しても応用次第で優れた効果を発揮しているのだと思います。

不妊症に利用・応用されている漢方処方の不妊症への利用

当帰芍薬散
2000年前の医学書、金匱要略記載
体を温めて血流を改善する漢方処方で、痛みをやわらげたり、貧血症状やホルモンバランスを整える効果も期待でき、排尿を促進して水分の代謝異常を改善する効果もあります。

妊娠安定のための服用も多く、体の血・水のバランスを整えますので、 体の疲れ・冷え性・生理不順・生理痛・貧血症状・不妊症・習慣性流産・むくみ・頭痛・めまい・肩こり・目の周辺のくま不妊症・更年期障害・下腹部痛・ネフローゼ・浮腫み・慢性腎炎・高血圧などに使用されています。

漢方的な応用
応用では慢性腎炎・ネフローゼ・血圧異常・腰痛・座骨神経痛・耳鳴り・打撲のあと

当帰四逆呉茱萸生姜湯

2000年前の医学書、傷寒雑病論記載
風邪のことを論じた医学書ですが、応用に応用を重ね、末端冷え性や生理不順・不妊症・しもやけ等にも使用されています。
血行をよくして、体を温める作用があり、冷えによる痛み(座骨神経痛・下腹部痛・腰痛・不妊症・頭痛など)を軽減します。

温経湯
同じく金匱要略記載
ロバの皮(阿膠=コラーゲン)が含まれている温経湯は、血液循環を改善しながら体を温め、貧血症状・乾燥肌・ホルモンバランスを整える効果も期待できます。皮膚や唇がカサつく傾向の方の、生理不順や生理痛・下肢の冷え・腰痛・しもやけ・主婦湿疹・更年期障害・頭痛・冷えのぼせ・不妊治療や排卵機能回復などに利用されています。
漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)・温経散寒・瘀血(血液の滞り・血行不良)・和胃などで、手のひらのほてり・手掌角化症・自律神経失調症・不正出血・貧血症・不妊症などに応用されています。

桂枝茯苓丸
金匱要略記載
瘀血(血液の滞り)には桂枝茯苓丸というくらい、瘀血の代表格的漢方処方です。
血行をよくして熱のバランスを整えることで、のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症をしずめます。また、ホルモンバランスを整える効果も期待でき、生理不順や生理痛・頭痛・めまい・肩こり・のぼせ・足の冷えなどを改善し、更年期障害・不妊症・子宮筋腫・ニキビ・シミ・痔・肝臓病まど、瘀血(血行不良)が原因の病気・症状を改善します。不妊症の場合、排卵があっても黄体機能が悪いと着床せず妊娠できないケース等に温経湯・当帰芍薬散とともに使用されています。

芎帰膠艾湯---------金匱要略記載、出血や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格で、顔色が悪くつやがない、カサカサ肌・四肢のしびれ・筋肉のひきつり・目のかすみや眼精疲労・頭のふらつきなどの血虚症状を伴います。 漢方服用例

 

 

 

リンパの腫れとリンパ節について-------------病気になると体中になるリンパ節のどれかが反応することになることから、リンパの腫れには注意が必要です。
リンパの腫れがあったからといってそれがすぐ重病というわけではなく、風邪でもリンパは腫れることもあり、数日リンパが腫れて熱が出たとしても、多くは風邪が治ればリンパの腫れはひいていきます。
但し、「悪性腫瘍」(悪性リンパ腫、がん)などでも、リンパ節は腫れてくることがあり、この場合ガン細胞が全身のリンパ節転移すこともあります。
痛みがあまり伴わないことから、定期検診をしっかりと受け、リンパの腫れを見つけたら早めに医師に相談することが重要です。

のどや虫歯などでも腫れる:腋下リンパ節:腋下にある20~30個のリンパ節群であり、このリンパは乳癌転移を起こしやすいといわれています。
首(あごの付け根)のリンパの腫れについて----------首(あごの付け根)のリンパが腫れることはよくあり、そもそもリンパ節が腫れるのは、細菌が体内に侵入し、それを退治する働きをしているからです。
首のリンパについて言えば、のどや虫歯など頭部からウイルスが侵入してきた場合でも、首のリンパ節が腫れる場合もあり、子供が首のリンパを腫らすときは、頭部の湿疹や風邪が原因となることが多いようです。
リンパが腫れると大きくなるだけでなく痛みを伴う場合もあり、首のリンパの腫れの痛みが酷いと、あごを動かすのもつらくなり、食事に支障が出る場合もあります。
大きくなったり痛みが酷い場合は現代医学では抗生物質の処方がファーストチョイスです。
場合によっては切開し、直接膿を出すなどの処置が必要となる場合もあります。

ガンが原因:リンパ節が腫れる原因には悪性の腫瘍(悪性リンパ腫)などの可能性もあり、ガンが原因でリンパがで腫れている場合、痛みはあまりないことから、発見が遅れると全身に転移してしまうことになります。
この他に首のリンパが腫れる病気としては、「亜急性壊死性リンパ節炎」という数ヶ月腫れる病気も存在します。

リンパの腫れと病気の関係------------このように、リンパの腫れは重い病気、軽い病気ともに細菌と戦えば起こりうるわけですが、風邪が原因のリンパの腫れのほとんどは「ウイルス性リンパ節炎」といい、一時的に細菌がリンパ液に入り込んだためにリンパ節で抗体が反応することから腫れているので、軽いリンパの腫れということが出来ます。
リンパは体の表面に近い、リンパ節が密集する部分にあることから、耳の前後、脇の下など、リンパ節に腫れが出た場合ごく簡単な治療で腫れも収まります。

しかし、重い病気の場合のリンパの腫れの可能性もあり、化膿性リンパ節炎による腫れは、リンパ節で細菌を退治するために抗体が反応するのが、順調にいかず化膿することから起こる症状で、リンパの腫れが進行すると鶏卵大になることもあり、痛みが伴うことから日常生活にも支障を来す場合もあり、手術が必要となってくることもあります。

最も怖いリンパの腫れの原因は「悪性腫瘍」で、別名「悪性リンパ腫」とも呼ばれている、原因は白血病など血液がんで、これによりリンパ節が腫れる病気です。
ガン細胞がリンパ節に転移すると、全身への転移が進むことになり、このような重大な病気に限ってリンパ節の腫れの痛みが伴わないことが多く、手遅れになってしまうことが多いのが現状のようです。
症状としてはリンパの腫れ例外には倦怠感、微熱、貧血などいくつかの症状も発症することから、数日でひかないリンパの腫れがあるようです。
それに伴う体調不良が続く場合、「悪性リンパ腫」を疑い、病院での早めの診断が必要となります。

リンパマッサージ
リンパは、体の健康に重要な役割を果たしていて、リンパの流れが悪ければ色々な病気や体に悪影響を及ぼし、リンパが腫れるのはウイルスと戦っているということですが、健康維持にはリンパをマッサージすることでウイルスにも強くなり、リンパの腫れとは無縁の体になることでしょう。

リンパマッサージはリンパ節に溜まった老廃物を流す必要があるため、マッサージはリンパ節に向かって行います。リンパは皮膚に近いところにあるので、優しくマッサージし、さらにリンパマッサージを効果的に行うには、リラックスすることです。
入浴後はリラックスしており、筋肉もほぐれているのでリンパマッサージに効果的と言えます。

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