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冷え性や膀胱炎の漢方薬/東京都|目黒区|漢方薬局桂林堂

 

女性では簡単に膀胱に侵入する腸内細菌は、男性の尿道にはなかなか侵入しにくく、男性の尿道炎は、性交渉によって菌が尿道に侵入した時に起こります。

昔の性病を、現在では拡大解釈して性感染症といいます。

この性感染症の中では、淋菌性尿道炎が代表的な疾患で

ほかにクラミジアなどによる非淋菌性尿道炎があります。

 

淋菌やクラミジアは、女性の腟の奥の部分にある子宮頸管に巣くいやすく、子宮頸管分泌物の中にある淋菌やクラミジアは、比較的容易に男性尿道に侵入します。

性的接触では、約50%の確率で感染します。

淋菌性尿道炎では、感染機会から3日以内に激烈な排尿痛と外尿道口から黄色い排膿(はいのう)を認めます。クラミジアによる非淋菌性尿道炎では感染後の発症は1~2週間と遅く、症状も軽い例が多く、排膿も透明で目立たないことがあります。


 

漢方処方・漢方薬の中には排尿・利尿作用のほか、抗菌・抗炎症作用を発揮するものも少なく在りません。

 

 

冷え症は万病の大敵

漢方薬の中には末梢血流作用があるものが多く、また補血作用や体の中心から保温する働きに優れている漢方生薬も多く存在します。

 

尿道炎・膀胱炎・婦人病に利用・応用されている漢方処方

竜胆瀉肝湯

尿路や生殖器の炎症をさまし、尿の出をよくします。わりと体力のある人で、冷えのない場合に向く処方です。
肝胆火旺(肝火上炎):はげしい頭痛・目の充血・目やに・眼痛・口が苦い・急性の難聴や耳鳴・耳痛・胸脇部の脹った痛み・いらいら・怒りっぽい・不眠・尿が濃いなどの症候。

排尿痛、残尿感、頻尿、尿のにごり、陰部のカユミなどに適応し、そのような症状をともなう尿道炎や膀胱炎、膣炎、子宮内膜症などにも用います。
利用応用、高血圧症・自律神経失調症・急性結膜炎・急性中耳炎・耳前庭や外耳道の癰・急性胆のう炎・急性肝炎などで、肝胆火旺を呈するもの。
急性尿路系炎症(腎盂炎・膀胱炎・尿道炎)・急性睾丸炎および副睾丸炎・急性湿疹・急性骨髄内炎症・急性前立腺炎・膣炎・尿道炎・膀胱炎・帯状疱疹などで、湿熱を呈するもの。
成分、当帰4.0 地黄5.0 木通3.0 黄芩3.0 沢瀉3.0 車前子3.0 龍胆1.0 山梔子1.0 甘草1.0
治療法清熱利湿通絡止痛

当帰芍薬散

2000年前の医学書、金匱要略記載、体を温めて血流を改善する漢方処方で、痛みをやわらげたり、貧血症状やホルモンバランスを整える効果も期待でき、排尿を促進して水分の代謝異常を改善する効果もあります。
妊娠安定のための服用も多く、体の血・水のバランスを整えますので、
体の疲れ・冷え性・生理不順・生理痛・貧血症状・不妊症・習慣性流産・むくみ・頭痛・めまい・肩こり・目の周辺のくま・更年期障害・下腹部痛・ネフローゼ・浮腫み・慢性腎炎・高血圧などに使用されています。
漢方的な考え方は
応用では慢性腎炎・ネフローゼ・血圧異常・腰痛・座骨神経痛・耳鳴り・
当帰四逆呉茱萸生姜湯-------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、風邪のことを論じた医学書ですが、応用に応用を重ね、末端冷え性や生理不順・不妊症・しもやけ等にも使用されています。
血行をよくして、体を温める作用があり、冷えによる痛み(座骨神経痛・下腹部痛・腰痛・頭痛など)を軽減します。

五苓散

2000年前の医学書金匱要略記載

無駄な水分を取り除きます。具体的には、はき気や嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまい、頭痛などに適応します

体質(証)にそれほどこだわらず、口が渇き、尿量が少ないことを目安に広く用いることができます。
成分:猪苓・茯苓・蒼朮または白朮・沢瀉・桂皮

五苓散は、胃腸に停滞する余剰な水分や体内の余分な水分を排出する漢方生薬が中心で、水毒(水分の停滞)より起こる症状、即ち頭痛、腹痛、嘔吐、水瀉性下痢、尿量が少ない、むくみなどの症状に本方が適用されます。

 

効能効果応用:のどが渇いて(口渇)、尿量減少するものの次の諸症状に適応。
浮腫、尿道炎・膀胱炎、ネフローゼ、黄疸、腎炎、二日酔、下痢、悪心、腹痛、小児・乳児の下痢、宿酔、頭痛、嘔吐、急性胃腸カタル、めまい、胃内停水、尿毒症、暑気あたり、糖尿病、むくみ。 

 

猪苓湯

尿量減少、口渇という症状は同じだが、さらに排尿痛、尿の淋涯、排尿後不快感などがあります。
八味地黄丸:口渇ならびに頻尿、多尿、夜間尿などの排尿異常を訴え、その他、倦怠感、腰部の冷え、などの症状のある場合に用います。

膀胱炎と漢方処方のはなし

冷え性・不妊症と漢方処方のはなし

2000年前も冷え性治療に貢献していた漢方医学

★2000年以上前から漢方医学は、気・血の存在を最重要と考えています。
気虚(エネルギーや働きの低下など)・陽虚(暖める力が低下)・瘀血(血液の滞り

気滞血瘀

神経症などで気が滞り、血液の流れも滞る)といった病状が存在しているように、気血のバランスを整えることで改善を図ることを2000年間発展し続けてきました。

長年の積み重なった経験は現代にも生きていて、2000年前に考案された漢方処方が淘汰されず生き残っているということは驚きです。
そのおかげで現代人の色々な病気に対しても応用次第で優れた効果を発揮しているのだと思います。

 

膀胱炎の漢方薬/ 東京都目黒区の漢方薬局 桂林堂薬局

 

 

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