EditRegion3

円形脱毛症を漢方薬で---自己免疫疾患から

自己免疫の異常反応で起こるとされる、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎や橋本病も同じ自己免疫疾患で起こります


円形脱毛症を漢方薬で---自己免疫疾患から
以外にも世の中に多い、円形脱毛症、原因は不明、但し、いくつか考えられる原因のなかで、自己免疫疾患が有力な説。
脱毛部位も頭部の一部から全身脱毛まで、疾患個所がまちまちです。免疫機能は、自分自身の身体を守るために、外部から入ってきた異物に対し攻撃をします。自己免疫疾患とは、免疫機能の異常によって、自分の身体の一部を異物(敵)と判断し、攻撃をしてしまうことです。
異物(敵)に対し、攻撃をするもののひとつに
リンパ球があり、円形脱毛症の原因が自己免疫疾患と考えられる理由として、脱毛部分に多くのリンパ球が集まっていることが判明しています。

激しく攻撃された毛根は破壊され、それまでに、健康だった髪の毛が突然抜け落ちてしまいます。リンパ球は通常は、血液中に他の成分と混在して、体内で肝炎や胃炎などの炎症が起きると、その部位に集まり、炎症を抑えようとします。

円形脱毛症は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っている人の方が、持っていない人に比べて多く発症しているようです。また、自己免疫疾患を原因とする円形脱毛症は、同じ
く自己免疫で起こり易い、アトピー性皮膚炎や甲状腺疾患(橋本病など)、糖尿病などの免疫異常疾患と同時に起こりやすいといわれています。

 

今回、体に全く“毛”存在しない重症円形脱毛症の漢方服用例です。何とこの漢方処方、特にマイルドな働きを持つ漢方が何かしら、免疫反応を調整しているのか、最近の服用例(男性30代半ば)の方ですが、その漢方処方を8カ月服用し続けていますが、ここ3カ月前から産毛が頭部・膝の部分に“毛が”少しですが生えてきました。
小学生から脱毛が始まり、20年間、体毛は全くなかったそうです。漢方薬が、自己免疫疾患(肝臓病、アトピー性皮膚炎など)にも効くということは以前より、経験済みでしたが、小学生より、大学病院通院治療中の円形脱毛に少しでも効果があったということは意義があります。