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うつ病・統合失調症・自律神経失調更年期障害の漢方薬

うつ病・統合失調症・自律神経失の漢方薬

漢方医学ではうつ病などの神経の病を、“気”の停滞と捉え、”気“の流れを良くすることで改善すると考えます。30年の歴史がある桂林堂は、“気”の流れを良くする漢方を熟知しています。適切な漢方選びは、“気”の流れを良くして鬱病を改善するのにとても重要です。うつ病、赤面、多汗症、パニック症などの心の変調は、副作用が少なく、体にとって安心な漢方薬で対応しましょう。


「気」が停滞したときの気滞(きたい)の主な症状

●精神面・神経症状では

なんとなく憂鬱な気分になりやすい・知らず知らずのうちにため息がでる・イライラしやすくなったり、情緒不安定でヒステリックになりやすく、人の意見に反対したくなる。
・筋肉が緊張しやすい・胸から脇のあたりがつかえる・胸が張ってているような感じ(女性では帯やブラをするのが苦しくてたまらないと感じたりします)・ 差し込むような痛みなどもよく現れます。
・やたらと小便が近くなるということもあります。

生理前になると乳房が張って痛みを感じたり、生理痛が生理前にもあって肩や背中の凝りや痛み、頭痛、イライラなどが現れたりします。 (気滞血お)生理不順だったりもします。ストレスから生理が止まってしまうこともよく あります。


2000年前から神経の病気に取り組んできた漢方
気の流れを良くし、滞りを改善して諸症状を改善する半夏厚朴湯

現代病うつ病、うつ病の切り札漢方薬 、やる気の低下・不安感・寝つきが悪い・体のだるさは危険信号

漢方医学ではうつ病を、“気”の停滞と捉え、”気“の流れを良くすることで改善すると考えています。漢方専門、桂林堂薬局は、“気”の流れを良くする漢方処方を知り尽くしているので、長年の経験と適切な処方をうつ病の人に選ぶことで、“気”の流れをよくして鬱病を改善しませんか。うつ病諸症状、パニック様症状うつ病・統合失調症・自律神経失調等も軽減するはずです。

半夏厚朴湯は”気”の滞りをなくし、気の流れを促すのに優れています。
心身ともに疲れやすく、冷え症で繊細な人に向く処方です。とくに、ノドのつかえ感を訴えるときに好んで用いられます。 具体的には、不安感や緊張感、イライラ、抑うつ、不眠、神経性の胃炎や動悸、めまい、さらに喘息や気管支炎などにも適応します。

気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症。
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症等に良く効きます。
心臓が握られて苦しいという症状を訴えるケースも半夏厚朴湯で劇的に改善しました。
成分は半夏(ハンゲ) 厚朴(コウボク) 茯苓(ブクリョウ) 蘇葉(ソヨウ)紫蘇の葉です生姜(ショウキョウ) ショウガです
この成分がなぜか良く効くのです。


半夏厚朴湯http://www10.a8.net/0.gif?a8mat=1HYF2H+3AHFKA+1KNG+NSWRM------------“気”帯治療の代表格半夏厚朴湯は、2000年前の医学書、金匱要略記載、滞っている“気”の流れを良くしたり、発散したりして、“気”の滞りを改善します。神経をしずめ、心と体の状態をよくします。また、咳や吐き気を抑える作用もあります。
漢方医学的治療法:理気降逆・化痰散結、悪心・嘔吐・吃逆に上腹部膨満感やつかえなどの気滞の症状をともなう痰飲による胃気上逆に使用します。舌苔は白膩・脈は滑。
咳嗽・白色の喀痰・咽喉部の刺激感・嗄声・胸部が脹って苦しいなどの症状で、甚しければ呼吸困難あるいは喘息様発作をともなう痰湿による肺気逆に使用します。

喉や食道部、または脇胸部の梗塞感や詰まり感・心臓が握られている様・咳ばらいや吐き気が使用目安です。
滞っている“気”の流れをよくしますので、気分がふさいだ方の抑うつ状態や不安神経症・精神不安・不眠症・無気力・恐怖感・ノイローゼ・動悸・更年期障害・神経性胃炎・しわがれ声・心臓喘息・つわり等の症状・不安神経症、心臓神経症、喉頭・食道神経症、浮腫、ヒステリー、自律神経失調症、ネフローゼ、気管支炎、嗄声、気管支喘息、心臓喘息、嘔吐症、バセドー病・過呼吸症候群・神経性食道狭窄症など。

 

桂枝加竜骨牡蛎湯は気虚のため、停滞している気の流れを改善

2000年前の医学書、金匱要略記載、神経の高ぶりを鎮め、また、気力をつけることで心の状態をよくします。神経症や不眠・不安感・無気力感・夜尿症・精神面がかかわる動悸や性的機能の低下などにも用います。
漢方的考え方は、安神・通陽・補気血・調和営衛で、気血不足・虚陽浮越の症状に使用される代表格です。
体質の虚弱な方で、体が疲れやすく、興奮して眠れないというときに用いられ、臍部辺りの動悸の自覚がよく効く目安で、神経衰弱・心悸更新・性的ノイローゼ・陰萎・小児夜尿症・脱毛症・小児夜泣き・眼精疲労・夢精・発作性頻脈・自律神経失調症・統合失調症などに応用可能です。

自律神経失調症やうつ病・更年期障害、さらに認知症・アルツハイマーなどにも利用できる漢方処方
1000年以上前からあった更年期障害
自律神経失調症などに使用されている漢方処方は、応用範囲がとても広く、大変便利で、パニック症や多汗症、起立性調節障害・抑うつ病・不眠症・メニエール・更年期障害・赤面症など、幅広く利用可能です。
漢方医学は現代医学のような診断名による治療法と違い、主訴(患者が訴えている症状など)が同じであれば、病名に関係なく漢方処方が使用でき、漢方処方に数多くの効能効果が記載されているのはこのためです。


加味逍遥散はうつ病でも自律神経失調症でもO・K



更年期障害のファーストチョイスに加味逍遥散というくらい、あまりにも有名な漢方処方で、職場の人間関係などによるストレスなどに、加味逍遥散が随分助けてくれます。嫌な上司・家庭内でのトラブル・仕事上での人間関係などから起こりやすい精神神経症状にとてもお勧めです。イライラしたり、やたらと怒りっぽくなったりする方に良く効きます。
宋時代(1107~1110年)和剤局方記載、漢方的な治療法は、気滞血瘀・肝気鬱結・肝陽上亢で、気・血の流れが悪く、停滞している“気・血・水”の流れをよくすることで、精神神経状態を落ち着かせ、血液循環を改善し、清熱作用で上半身の余分な熱(のぼせ傾向)を取り去ります。

ホルモンバランスを整え、生理不順や生理痛・イライラしたり怒りっぽくなる・やる気の低下・めまいやフワフワ感・動機・上半身が熱くなるのぼせ傾向や発汗・寝つきが悪い・不眠症・不安感・抑うつ状態・焦躁感・頭痛・肩こり・倦怠感・多汗症・赤面症・ニキビ・慢性肝炎・子宮筋腫・不妊症などの症状・病気にまで適応します 。




黄連解毒湯で気の上昇を抑えます。

気の上昇が改善しますと、高ぶっていた神経症状のほうも少しずつですが、減少してゆきます。こうしてうつ病・統合失調症・自律神経が改善

清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯。
外台秘要記載、成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子はのぼせ気味で顔色赤く、イライラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。

漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・うつ病・統合失調症・自律神経・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・アトピー性皮膚炎などに使用されています。


抑肝散加陳皮半夏湯は認知症にも応用

1556年に出版された小児医学書、保嬰撮要記載、神経の高ぶりを抑え、また、筋肉の“こわばり”や“つっぱり”をゆるめて、心と体の状態を良くします。イライラ感・不眠・緊張感・多汗等の精神神経状症状、あるいは、手足のふるえ・筋肉のけいれん・動悸・頭のふらつき・言葉のもつれ・どもり・子供の夜泣き・ひきつけ等・認知症・脳循環改善などに利用されています。

 

面白いネーミングについて------漢方の考え方、陰陽五行論では、“肝”は心や精神のことを示し、抑肝散という処方名は、その意味での”肝”、つまり精神神経症状を抑えることを目的とした漢方処方です。

更年期障害・うつ病・統合失調症・自律神経・不眠症・チック症・うつ病・高血圧・動脈硬化・脳血管障害・小児夜泣き・認知症などにも応用可能です。TVでも放送されたように、抑肝散の研究が進み、アルツハイマー型認知症患者の起こり易い症状である神経亢進・幻視・妄想・抑うつ・徘徊・暴力に対する抑制効果があると解明されてます




帰脾湯
宋時代(約1000年)、済生方記載、胃腸を丈夫にし、貧血症状を改善しながら、不安や緊張を緩和し、寝つきをよくします。漢方的考え方は、気血両虚・安神・補脾で、倦怠無力・元気がない・胃腸虚弱・胃腸・健忘・頭がふらつく・動悸・めまい・不眠など、繊細で貧血気味、さらに微熱や熱感を伴うときに良く効きます。

加味帰脾湯-----帰脾湯に、肝鬱上亢・心脾両虚で、のぼせ傾向をしずめ、精神不安・ノイローゼ・不眠症・神経の高ぶりなどを改善します。自律神経失調症・うつ病・統合失調症・心臓神経症・不安神経症・健忘症・認知生・慢性胃腸炎・不正出血などに応用されています。



温胆湯
万病回春記載、成分:香附子・陳皮・黄連・山棗仁・茯苓・紫蘇葉・甘草・生姜、胃腸弱く神経質な方の不眠症・ノイローゼ・精神不安・パーキンソン・アルツハイマーなど、脳にやさしい漢方処方といえます。

研究によれば、アルツハイマー患者の病気の進行を遅らせたり、発症の予防や易怒性・切迫感・焦躁感・自律神経失調症・うつ病・統合失調症に対し有効性があると報告されています。


柴胡桂枝乾姜湯は風邪の漢方薬、2000年後は神経症の薬に変化
2000年前の医学書の医学書、傷寒雑病論記載、気血の流れを良くし、体の熱や炎症をひき、また、緊張をゆるめて神経の疲れを癒し、自律神経失調症・うつ病・統合失調症・貧血気味な方の動悸・息切れ、心と体の状態をよくします。繊細で神経過敏な方の更年期障害・不眠症・多汗症・慢性肝炎・慢性胃腸炎・胆のう炎・気管支喘息・インフルエンザ

柴胡桂枝湯-----------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、傷寒雑病というぐらい、本来は風邪の中期に使用されるものですが、応用範囲が広く、色々な病気、症状に使用可能です。

体の熱や炎症をひき、また痛みをやわらげる働きをします。胃の辺りや肋骨下部が張り胸苦しさ、吐き気があるものに適応します。

具体的には長びく風邪で微熱や頭痛・食欲不振を伴うとき、病気では胃潰瘍・十二指腸潰瘍・慢性肝炎・胆石・自律神経失調症・うつ病・統合失調症などにも使用可能です。




 漢方生薬のうつ病への利用

 

遠志

精神安定作用があり、神経衰弱や病後の、不眠・動悸・体が暑苦しいなどにも使用可能です。
単独では作用は弱く、山棗仁などと配合し、利用します。

竜眼肉はムクジロ科リュウガンの果実です。

血の不足を補い、鎮静作用がありますので、なんとなく眠れないときの不眠症や、健忘症に効果があります。
また、抗老衰作用があるという研究論文も発表されています。
さらに、子宮癌細胞の増殖に対して90%以上の抑制効果があると報告されましたので、更年期の女性が竜眼肉を適量摂取すれば子宮癌の予防効果が得られるのではないかと最近注目されています。
【薬理作用】 補心安腎・補脾養血・鎮静・健胃・滋養の作用がある。
【臨床応用】
主として神経衰弱で、不眠・健忘・驚きやすい・動悸などの心血虚の症状がある。
このほか、虚証の出血(血便・血尿・血痰をともなう肺結核の咳嗽など)や病後の衰弱などに対する調整・補益に効果がある。

 

山棗仁は中枢神経を抑制し、精神安定と同時に滋養強壮作用があります。かなり持続する鎮静作用があり、不眠症で胸があつ苦しい・焦躁感・動悸・不安感などの症状を改善します。
牡蛎------カキの貝殻、牡蛎には重鎮安神作用があり、精神の鎮静作用のほか、頸部リンパ腺炎・甲状腺腫・慢性肝炎で肝腫大・疼痛のある場合には柴胡・青皮・夏枯草などを加えます。

うつ病や抑うつと漢方―セロトニン・メラトニン

最近、20代~30代の若い方が、やる気がない、不眠、不安感などのうつ状態を訴える人が大変多くなっています。
うつ病の原因は、脳内神経伝達物質セロトニンの減少によるものと考えられています。このセロトニンは光に良く反応し、夜更かしなどの生活習慣は当然、環境の変化=ストレス(就職・転職・移動・引越し・身内の不幸)でもセロトニンの分泌量が減少して、うつ病を引き起こすものと考えられています。

うつ病の大部分がイライラやストレス・めまいや動悸・不安感や不眠症を訴え、やる気が起こり難いなど無気力感などの状態に陥っていることも多く、ついつい可愛そうに感じてしまいます。古くから更年期障害や自律神経失調症に重宝されていた漢方薬は、それなりの結果を残してきました。うつ病と自律神経失調症患者の訴えている自覚症状の多くが同じで、これをヒントにうつ病や神経症などに使用してみたところ、同様の結果(効果)が得られています。

漢方薬局東京都で漢方歴30年|漢方薬相談は目黒区中目黒の桂林堂へ