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うつ病・やる気の低下・不安感の漢方薬/東京都|目黒区|漢方薬局桂林堂

うつ病・やる気の低下・不安感の漢方薬の漢方薬相談増加中

増加している神経を病む人たち
漢方薬は30年以上前から更年期障害に頻繁に使用されて来た実績があります。

更年期障害の代表的な症状は、異常な発汗にのぼせ・やたらとイライラしたり不安になったり、やる気が起こらなったりなど、そのほか、めまい・動悸・頭重感・不眠・抑うつ感情などを訴える方も少なくありません。家事の時間が激減して主人に怠け呼ばわりされる方も多く、この状態が2~3年続く方もいます。

更年期障害に漢方処方が使用され始めた頃、”肝鬱”の治療薬、加味逍遥散が真っ先に使用されました。

 

うつ病も、肝気鬱結=肝鬱(肝うつ)から始まり

肝鬱は、肝の気の不調から起こり、人間関係のトラブルで起こり易い神経症状にとても有効です。

肝うつ症状、イライラする・怒りっぽい・のぼせ・鬱うつ・無気力・やる気の低下・不安感・不眠などの状態の症状と、更年期障害や自律神経失調の症状と重なる部分が多く、結果、肝うつの漢方薬である、加味逍遥散がいいよということで多く処方されました

実際に加味逍遥散服用により、更年期障害によく効いたという事実から、”更年期障害には漢方薬を”という風潮が当時生まれました。

 

今では男性にも更年期障害があり、国民病の様相を呈しています。

男性の鬱は仕事上のトラブルや、人間関係が主な要因になっているケースが多く見られます。

鬱うつ・無気力・やる気の低下・不安感・不眠などの症状は軽いうつ病・抑うつ状態に近く、肝気鬱結の治療薬でもある加味逍遥散も軽いうつ病に利用できるのです

 

肝火上炎 は更年期障害でイライラして、怒りっぽくなり易い方に効きます

まさに肝臓が燃え盛る表現で、その火を清熱薬で”消化”することで症状が改善します。
肝火上炎:怒りっぽくなったり・イライラ感・のぼせ傾向・顔色が赤い・やたらとカーッと興奮するなど。

このような状態は、自律神経失調症や赤面症・多汗症等を指し、肝火上炎に対応した漢方処方が適応します。
加味逍遥散・黄連解毒湯・加味帰脾湯などが考えられます。

気滞は軽いうつ病のはじまり
エネルギーの基となる気の停滞は神経症を招く、滞った”気”の流れを改善することで、症例の緩解を測ります。


漢方医学では
うつ病などの神経の病を、“気”の停滞と捉え、”気“の流れを良くすることで改善すると考えます。

「気」が停滞したときの気滞(きたい)の主な症状と病気

●精神面・神経症状では

なんとなく憂鬱な気分になりやすい・知らず知らずのうちにため息がでる・イライラしやすくなったり、情緒不安定でヒステリックになりやすく、人の意見に反対したくなる。

・筋肉が緊張しやすい・胸から脇のあたりがつかえる・胸が張ってているような感じ(女性では帯やブラをするのが苦しくてたまらないと感じたりします)・ 差し込むような痛みなどもよく現れます。
・やたらと小便が近くなるということもあります。

生理前になると乳房が張って痛みを感じたり、生理痛が生理前にもあって肩や背中の凝りや痛み、頭痛、イライラなどが現れたりします。 (気滞血お)生理不順だったりもします。ストレスから生理が止まってしまうこともよく あります。

気うつ

文字通り気が鬱している状態を言い、治療法は鬱している”気”をハーブなどで発散することで改善を測ります。 漢方では、うつ病は気虚や気うつと、とらえています。気虚は気(血などを巡らせているエネルギー)の働きが衰えている状態、気うつは気の流れが悪くなっている状態をいいます。気功やヨガなどは、この気のめぐりをよくし、リラックスさせる効果があります。

うつ病の場合、気の働きを補ったり、気の流れをよくすることが根本的な漢方治療につながります。
気の働きが悪くなるのは「肝」に原因があると考えています。 精神的なストレスや、過労は「肝」に負担をかけます。「肝」の機能が低下すると気の流れが悪くなります。その結果、ほかの臓器も不調になりさまざまな症状があらわれます。

うつ病になりやすい人は、責任感が強く、人にも気遣いのできるまじめな性格の人に多く見られます。 こうした性格は、すぐに変えることは難しいのですが、何か問題が生じたときは、一人で抱え込まずに信頼できる人に相談してもよいと思います。

 

漢方生薬のうつ病への利用

遠志

精神安定作用があり、神経衰弱や病後の、不眠・動悸・体が暑苦しいなどにも使用可能です。
単独では作用は弱く、山棗仁などと配合し、利用します。

竜眼肉はムクジロ科リュウガンの果実です。

血の不足を補い、鎮静作用がありますので、なんとなく眠れないときの不眠症や、健忘症に効果があります。
また、抗老衰作用があるという研究論文も発表されています。
さらに、子宮癌細胞の増殖に対して90%以上の抑制効果があると報告されましたので、更年期の女性が竜眼肉を適量摂取すれば子宮癌の予防効果が得られるのではないかと最近注目されています。

【薬理作用】 補心安腎・補脾養血・鎮静・健胃・滋養の作用がある。
【臨床応用】
主として神経衰弱で、不眠・健忘・驚きやすい・動悸などの心血虚の症状がある。
このほか、虚証の出血(血便・血尿・血痰をともなう肺結核の咳嗽など)や病後の衰弱などに対する調整・補益に効果がある。

 

山棗仁は中枢神経を抑制し、精神安定と同時に滋養強壮作用があります。かなり持続する鎮静作用があり、不眠症で胸があつ苦しい・焦躁感・動悸・不安感などの症状を改善します。
牡蛎------カキの貝殻、牡蛎には重鎮安神作用があり、精神の鎮静作用のほか、頸部リンパ腺炎・甲状腺腫・慢性肝炎で肝腫大・疼痛のある場合には柴胡・青皮・夏枯草などを加えます。

うつ病や抑うつと漢方―セロトニン・メラトニン

最近、20代~30代の若い方が、やる気がない、不眠、不安感などのうつ状態を訴える人が大変多くなっています。
うつ病の原因は、脳内神経伝達物質セロトニンの減少によるものと考えられています。このセロトニンは光に良く反応し、夜更かしなどの生活習慣は当然、環境の変化=ストレス(就職・転職・移動・引越し・身内の不幸)でもセロトニンの分泌量が減少して、うつ病を引き起こすものと考えられています。

うつ病の大部分がイライラやストレス・めまいや動悸・不安感や不眠症を訴え、やる気が起こり難いなど無気力感などの状態に陥っていることも多く、ついつい可愛そうに感じてしまいます。古くから更年期障害や自律神経失調症に重宝されていた漢方薬は、それなりの結果を残してきました。うつ病と自律神経失調症患者の訴えている自覚症状の多くが同じで、これをヒントにうつ病や神経症などに使用してみたところ、同様の結果(効果)が得られています。

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うつ病・自律神経・統合失調の漢方薬Ⅱ /東京都目黒区漢方薬局 桂林堂薬局

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