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●人気漢方処方●解説、どんなものにも利用応用できる漢方処方

 

漢方処方は使い道が幅広く、応用次第ではかなりの病気・症状を改善する力があり、いつも処方決定の際には幅広く、処方内容成分個々の効能働き、処方効能含めた効果を考えています。

例えば、漢方医学ではうつ病などの神経の病を、“気”の停滞と捉え、”気“の流れを良くすることで改善すると考えます。

胃腸が弱いタイプは脾胃の気が虚していると考え、不足している気を補うことで胃腸虚弱症状の改善をします。

 

30年の歴史がある桂林堂は、“気”の流れを良くしたり、補ったりする漢方を熟知しています。

適切な漢方選びは、“気”の流れを良くして鬱病を改善するのにとても重要です。うつ病、赤面、多汗症、パニック症などの心の変調は、副作用が少なく、体にとって安心な漢方薬で対応しましょう。



例えば、「気」が停滞したときの気滞(きたい)の主な症状

●精神面・神経症状では

なんとなく憂鬱な気分になりやすい・知らず知らずのうちにため息がでる・イライラしやすくなったり、情緒不安定でヒステリックになりやすく、人の意見に反対したくなる。
・筋肉が緊張しやすい・胸から脇のあたりがつかえる・胸が張ってているような感じ(女性では帯やブラをするのが苦しくてたまらないと感じたりします)・ 差し込むような痛みなどもよく現れます。
・やたらと小便が近くなるということもあります。

生理前になると乳房が張って痛みを感じたり、生理痛が生理前にもあって肩や背中の凝りや痛み、頭痛、イライラなどが現れたりします。 (気滞血お)生理不順だったりもします。ストレスから生理が止まってしまうこともよく あります。

●人気漢方処方解説一覧、ごく一部の漢方処方を選んでいます●

◆半夏厚朴湯、気の流れを良くしながら神経症を改善

 ◆桂枝加竜骨牡蛎湯、滞っている気の流れを改善し神経の高ぶりを鎮めます

◆加味逍遥散は人間関係のトラブルに

◆抑肝散加陳皮半夏湯は認知症にも応用

 ◆黄連解毒湯、気の上昇を抑えて神経症状・皮膚病・血圧まで改善

 ◆柴胡桂枝乾姜湯は風邪の漢方薬、2000年後は神経症の薬に変化

 ◆柴胡桂枝湯、傷寒雑病というぐらい、本来は風邪の中期に使用される漢方薬が色々と変化
 ◆十全大補湯、1151年、和剤局方記載、体力気力を補い、元気を取り戻すのを助けます。

 ◆帰脾湯胃腸を丈夫にし、貧血症状を改善しながら、不安や緊張を緩和

 ◆温胆湯、ノイローゼ・精神不安・パーキンソン・アルツハイマーなど、脳にやさしい漢方処方
 ◆苓桂朮甘湯頭重、のぼせ、めまい、立ちくらみみに効く

 ◆桂枝加朮附湯神経痛、関節炎、リウマチ。急性および慢性関節炎、関節リウマチ

 ◆防已黄耆湯汗かきで疲れやすく、色白で太りぎみの人に向く処方です。

 ◆人参養栄湯、慢性肝炎・ガン治療補助・慢性腎炎に応用
 ◆温経湯
、ロバの皮(阿膠=コラーゲン)が含まれている温経湯は不妊症等に利用
 ◆桂枝茯苓丸、瘀血の代表的漢方処方

 ◆六君子湯脾虚の代表的漢方処方、胃腸内の水分代謝を改善することなどの作用で諸症状を改善。
六君子湯は、8種類の生薬から構成され、蒼朮または白朮・茯苓・人参・半夏・陳皮・大棗・生姜・甘草 の8種類の生薬が組み合わされています。

胃腸の働きをよくして、水分の停滞を改善、その作用は胃もたれ、胃内停水(胃のチャポチャポ)、吐き気、食欲不振、お腹のゴロゴロ、軟便などに用います。
冷え症で胃部圧重感があり、軟便気味で疲れやすい、胃炎、胃拡張症、慢性胃腸カタル、胃アトニー症、胃下垂症、胃神経症、つわり、逆流性食道炎、胃潰瘍、虚弱児の食欲不振などに応用。


貧血、冷え症で胃部に重圧感があって、疲れやすいものの次の諸症
、胃下垂、胃アトニー症、悪阻、虚弱児の消化不良、胃潰瘍

六君子湯は胃腸の働きを整え、胃もたれ、吐き気、食欲不振などに効果を発揮します。 :心下痞(自覚的なつかえ)がありますが、より裏寒が著明です。半夏瀉心湯は、裏熱証に使用します。

応用:神経性胃炎・胃炎・気管支炎・気管支喘息・咽喉炎・声帯浮腫・神経性嘔吐・妊娠嘔吐・咽部神経症・ヒステリーなどで、痰飲・痰湿による気逆あるいは痰気欝結を呈するものに使用します。

◆人参湯

心下痞(自覚的なつかえ)がありますが、より裏寒が著明です。半夏瀉心湯は、裏熱証に使用します。
応用:神経性胃炎・胃炎・気管支炎・気管支喘息・咽喉炎・声帯浮腫・神経性嘔吐・妊娠嘔吐・咽部神経症・ヒステリーなどで、痰飲・痰湿による気逆あるいは痰気欝結を呈するものに使用します。


 ◆小健中湯----------------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、主に子供に使用されている小健中湯は、すぐに「グターっ」となるなど、虚弱体質又は神経質なお子さんの、お腹の痛みや胃弱・動悸・疲労倦怠・下痢・貧血症・夜尿症・頻尿・小児夜泣き・慢性胃腸炎などに利用できます。
大建中湯-------------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、腹痛やお腹の張りをやわらげ、また、体を温めて胃腸の調子を良くします。体力なく冷え性で、お腹をこわしやすい人に向きます。人参の滋養強壮、山椒と乾姜はお腹を温めて胃腸の働きを良くし、腹痛もやわらげます。大建中湯は麦芽糖加えられ、栄養分の補給にもなります。
胃下垂・胃アトニー・弛緩性下痢・慢性腹膜炎・胃腸虚弱・慢性腹痛などに応用されています。
消化器ガン術後の早期回復を高める効果の確認のため、大規模な臨床試験が行われ、それぞれ術後、大腸がん・肝臓がん・胃がん・食道がんに対するもので、漢方服用で回復による入院期間の短縮や、血液検査の安定など。
人参湯-----------2000年前の医学書、金匱要略記載、胃腸機能の衰弱に胃部を温める働きがあり、手足を温めて体調を良くします。倦怠無力感・声に力がない・息切れ・食欲が少ない・腹がよく張る・手足や腹の冷え・下痢気味等の方の胃腸虚弱・消化不良・慢性胃腸炎・慢性結腸炎・胃アトニー・下痢・嘔吐・胃痛など使用されています。
冷たい飲食物の取り過ぎや寒冷の環境によって悪化する人にケースに適応します。

◆三黄潟心湯

体の(主に上半身)熱や炎症をとり、機能の亢進をしずめる働きがあり、便秘傾向であり、赤ら顔、のぼせやイライラすることが多い人に向く処方です。

、のぼせやほてり、イライラ感や不安感、不眠、便秘、鼻血など出血、あるいは高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまい感などに適応します。

三黄潟心湯の効能効果はのぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向の方の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症等に効果的です。

 

当帰四逆呉茱萸生姜湯-------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、風邪のことを論じた医学書ですが、応用に応用を重ね、末端冷え性や生理不順・不妊症・しもやけ等にも使用されています。
血行をよくして、体を温める作用があり、冷えによる痛み(座骨神経痛・下腹部痛・腰痛・頭痛など)、神経痛、リウマチを軽減します。

 


芎帰膠艾湯---------金匱要略記載、出血や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格で、顔色が悪くつやがない、カサカサ肌・四肢のしびれ・筋肉のひきつり・目のかすみや眼精疲労・頭のふらつきなどの血虚症状を伴います。

苓甘姜味辛夏仁湯----------2000年前の医学書、金匱要略記載:構成生薬、半夏・杏仁・五味子・細辛・茯苓・乾姜・甘草など。痰を切りやすくし、その作用から、おもに気管支炎や気管支喘息の治療に用いられています。

冷え症で胃腸虚弱、貧血傾向がある人の咳、痰、水様性鼻汁など、カゼなどによる諸症状に使用。

疲労倦怠感、動悸、息切れ、浮腫などを訴えることも多く、腹部は軟弱で心窩部振水音を認める。この処方は麻黄剤の服用で胃腸障害をおこす人に用いられる。
効能:比較的体力が低下した胃腸虚弱、冷え症で貧血気味の人の気管支喘息、気管支炎、心臓衰弱、腎臓病などに用いられます。応用:急性・慢性気管支炎、気管支喘息、肝臓病、肺拡張症、浮腫、ネフローゼ、慢性腎炎、心臓性喘息、百日咳、脚気など

麻黄附子細辛湯 ------------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載:発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。また、体をあたため痛みをやわらげます。
麻黄附子細辛湯」は、『傷寒論の小陰病篇に記載されている薬方で、特に疲労感があり、悪感の強い感冒に用いられてきました。また、浅田宗伯の『勿誤方凾口訣には痰の多い咳嗽(せき)、感冒が長びいて疲れている者に効果があると記載されています。別名 麻黄細辛附子湯

中医学解説、補陽・辛温解表・利水が漢方医学的効能。悪寒・発熱・頭痛・無汗・身体痛などの表寒の症候に、元気がない・横になっていたい・声に力がない・四肢の冷え・顔色があお白い・食欲がないなどの陽虚の症候をともなう人に使用します。辛温の麻黄で風寒を発散して除き、温陽散寒の附子で陽気を補うともに散寒します。
辛温の附子は、辛散により麻黄の発散をを助け、また温経散寒により附子を助けます。
発散して陽気を傷つけず温陽して邪を残さない。
陽虚の老人・虚弱者の風邪によく使い、麻黄附子細辛湯は陽虚の外寒に適しますが、陽虚の程度がなお軽い場合に用います。
陽気の衰弱が強く、消化不良性下痢・脈が微弱などを呈しているときには、用いてはならない。感冒・インフルエンザ・気管支炎・急性腎炎などの初期で、陽虚の表寒を呈するもの。クインケ浮腫・腎炎浮腫・関節リウマチ・神経痛・腰痛症・慢性気管支炎・アレルギー性鼻炎の発作期などで、寒証や痰湿を呈するものにも用います。

日本漢方の効能・・・悪寒、微熱、低血圧で頭痛、めまいあり、四肢に疼痛、冷感あるもの。感冒、気管支炎、咳嗽体の弱い人もしくは高齢の人の病気の初期症状に向く処方です。一般的には、そのような人のカゼのひき始めで、倦怠感と悪寒が著しく、発熱やふしぶしの痛み、痛頭などをともなうときに用います。
-----------2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、体をあたため、冷えが原因で起こる頭痛や嘔吐に効果的です。頭痛持ちで、手足の冷えやすい人に用います。
成分:呉茱萸・人參・大棗・生姜
効能効果:習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、発作性頭痛、嘔吐症、頭痛を伴った冷え症で、胃部圧重感があり、悪心または嘔吐するもの

 

半夏白朮天麻湯-------持続性であまり激しくない頭痛、めまい、悪心などを訴える場合に用います。
めまいが特徴的.(牌気虚の疾濁)。
体の水分が停滞したり偏在することで、その循環が悪いことを意味します。この方剤、半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)は、水分循環を改善し水毒を取り去ることで、めまいを治します。
めまいの症状を中心に、頭痛や頭重感、吐き気や嘔吐、手足の冷えなどをともなうときに用います。ふだんから胃腸が弱く、冷え性で体力のあまりない人に向く処方です。

成分:半夏・白朮・茯苓・沢瀉・天麻・人参・黄耆・乾姜・陳皮・黄柏・麦芽・生姜
効能:冷え症、アトニー体質で疲労しやすく、頭痛、頭重、めまい、肩こりなどがあり、ときには悪心、嘔吐などを伴うもの。

胃アトニー症・胃腸虚弱者・低血圧症に伴う頭痛・めまい・胃下垂・胃神経症・低血圧症
平素より胃腸が虚弱で足が冷え、ときどき頭痛、めまいを起こし、激しいときは嘔吐を伴う症状。
中医学解説、理気化湿、和胃半夏白朮天麻湯は脾気虚の痰濁上擾に用います。頭がふらつく・頭が重くなる・目がくらむ・甚だしければ回転性めま い発作で立っていられない・悪心・嘔吐などの痰濁上擾の症候に、食欲不振・元気がない・疲れ易い・胸脇部が脹って苦しい・泥状~水様便などの脾気虚の症状をともないます。
半夏白朮天麻湯は、燥性が強いので、目まい感・頭のふらつきを呈する血虚・陰虚のものに用いてはいけません。
感冒・インフルエンザ・副鼻腔炎・気管支炎・胃腸炎・慢性胃炎・慢性腸炎などで、脾気虚・痰湿を呈するもの。

 

山棗仁湯-----------2000年前の医学書金匱要略記載、神経をしずて、寝つきをよくします。体力があまりなく、繊細な人に向く処方です
成分:酸棗仁・知母・茯苓・川芎・甘草
効果応用:心身がつかれ弱って眠れないもの。
中医学解説、養心安神・清熱除煩
心血虚・心肝火旺:寝つきが悪い・眠りが浅い・多夢・動悸・健忘・頭のふらつきなどの心血虚の症候に、いらいら・焦躁感・のどや口の渇き・のぼせ・ほてりなどの心肝火旺の熱証をともなう人に使用します。
養血安神の酸棗仁がメインで、健脾安神の茯苓が補佐し、川芎は活血を通じて養血安神を補助、滋陰清熱・除煩の知母がいらいらをしずめるとともに川芎の燥性を弱めます。
利用応用:自律神経失調症・不安神経症・不眠症・高血圧症・心臓神経症

 

 

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