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東京中目黒の漢方薬局【桂林堂】
2023-03-14

腎不納気は咳の原因|東京都 目黒区

腎不納気といった腎の陽虚は気管支喘息や気管支炎・咳の原因

肺気虚に腎気虚(腎陽虚の軽度なもの)が絡み合った状態をいい、老人の肺気腫、小児や老人の喘息などによくみられます。肺腎気虚の本質は腎気虚にあるため、腎不納気とも呼ばれます。

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漢方医学の理論では

腎は気の根本であり、肺は気の出入りを司どっています。先天的な虚弱体質や慢性疾患、長引いた過労、老齢などのために腎の気を留める力が低下すると喘鳴や息切れとなります。

肺気虚

衛気(皮膚の表面の健康状態)の不足のために、自然に汗が出ます。以上が合わさって風邪をひきやすくてなかなか治りにくく、呼吸器疾患を併発しやすくなります。
このように、衛気不足=気虚(不足)の場合には黄耆を主体とした漢方薬の治療法を併用します。
漢方では病人の訴えや状態により、その主剤となる生薬を考えた漢方処方を使い分ける必要があります。
咳・喘息・気管支炎の漢方の漢方治療では陰陽五行説を基本とし、治療にあたります。
今回は少し難解な文章になりますが、簡単にいいますと、身体内のバランスを良くし、内臓を強くすれば、咳・喘息・気管支炎は根治いたします。

漢方では咳・喘息・気管支炎は基本は肺経の虚(肺臓器の水分代謝が悪い)している状態であると判断いたします。
肺経を強くする為に、脾(消化器系の働き)と、賢(水分代謝、ホルモンの働き)を補う必要があります。

漢方では、水分代謝の悪い体質を水毒体質といいます。
体内の余分な水が気管支の粘膜や肺にたまり気管支の内腔がせまくなると喘息発作につながる事もあります。
発作が楽になるのと前後してたくさんの小便が出た経験をもつ人も多いです。

繰り返しますが、漢方で水分代謝に関係するのは脾(消化器系の働き)と、賢(水分代謝、ホルモンの働き)であると考えます。
腎や脾を改善し、体内の余分な水分代謝を正します。

現代風にいいますと体質的に、

胃腸が弱い方
免疫力が弱く風邪を引き易い方
体力がない方
汗をかきやすかったり、むくみ易い方
上記の体質の方の相談が多く、その体質を改善すれば、咳・喘息・気管支炎は根治いたします。

ただし発作のあるときは、気管支の病変をすばやく改善する必要があるため効果が遅い脾や腎の薬は使いわず、速効性の漢方薬を使います。

<咳・喘息・気管支炎によく使われる漢方薬>

漢方では病人の訴えや状態、体質により、その主剤となる生薬を考えた漢方処方を使い分ける必要があります。
代表的な処方を体質別に簡単に紹介します。

【実証タイプ】
比較的体力があり胃腸も丈夫な人
発作時には顔面発赤や発汗がみられるような方は麻杏甘石湯を基本にした処方。
肥満の方には大柴胡湯を肥満の体質改善を兼ね使う事もまれにあります。

【中間証タイプ】
体力的に普通程度の方
柴朴湯、小青龍湯、滋陰降火湯、清肺湯

【虚証タイプ】
体力的に比較的虚弱な方や高齢者
麦門冬湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯、参蘇飲

【小児喘息】
神秘湯、五虎湯、黄建中湯

上記が代表的な漢方薬ですが、喘息に用いる処方は、他に
黄連地黄湯、橘皮竹如湯、杏仁五味子湯、桂枝二麻黄一湯、五虎湯、滋陰至宝湯、生脈散、清暑益気湯,清肺湯、蘇子降下湯、竹葉石膏湯、人参養肺湯、麦味地黄丸、半夏厚朴湯、苓甘姜味辛夏仁湯慢性的に続く、蓄膿(副鼻腔炎)治療を、長期服用する分、できるだけ副作用が少ない漢方の効果

気管支炎・喘息・咳の漢方薬/ 東京都目黒区の漢方薬局 桂林堂薬局

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