漢方薬についての疑問や質問
漢方薬は自然生薬で、漢方薬の中身もシナモンや生姜に芍薬、なつめ、当帰、センキュウなどで構成されています。そのため、自然生薬の作用として体に少しずつ良い影響を与え、安心して毎日服用できます。実際に、桂林堂薬局のお客様の中には、開店以来30年以上漢方薬を服用している方もいらっしゃいます。
漢方薬の服用の仕方
漢方薬は朝・夕方、食前に服用します。
ただし、もし朝・夕方の服用が難しければ、とりあえず1日2回の服用をお勧めします。
漢方薬の保存方法
漢方薬は湿気に弱く、湿気を含むと固まりやすくなります。そのため、冷蔵庫で保存をお願いいたします。
漢方薬の価格や値段について
桂林堂薬局では基本的に、30日分一万円以下で漢方薬を提供しています。大抵のお客様の漢方薬代は、30日分9000円税込〜1万以下です。
漢方薬の副作用はある?
漢方薬にも副作用はあり、八味地黄丸や地黄は胃の負担になる場合があります。
麻黄を主薬の漢方薬について、麻黄には発表剤の作用の為、汗を発汗する働きがあります、発表剤を短期で服用するのは問題ありませんが、麻黄剤を長く服用するのはお勧めしません。
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A.
もちろんご相談いただけます。
漢方医学では、西洋医学のように特定の病名を診断してから治療法を検討するのではなく、お一人おひとりの「体質」や「現在の症状」を重視します。「なんとなく体調がすぐれない」「原因が分からない不調が続いている」「病院では異常なしと言われたけどしんどい」といった、不調の原因がはっきりしないお悩みこそ漢方の得意分野です。
漢方の処方では、体が本来持つ回復力を引き出すことを目指しています。症状や体質を丁寧にヒアリングし、あなたに合った漢方薬を一緒に見つけていきます。 -
A.
健康保険での漢方治療が認められています。保険医療機関内科やその他の診療科にかかる際にお支払いになる場合と同じ負担額です。漢方治療だからといって特別な支払いはありません。
風邪にかかったという場合、高熱でもほんの初期なら1包で治るケースもありますし、逆に安上がりなことが多いようです。
お年寄りの方はいろいろな病気に悩まされることが多いですが、漢方薬を常用していると、「今年は風邪をひかなかった」とか、「身体が軽くなって動きやすい」とか、「血圧が落ち着いて血圧の薬を中止できた」などというお話を聞きます。長い目で見ても漢方は高いものではないのです。 -
A.
桂林堂薬局で使用している漢方のほとんどは、顆粒状・粉末状のものを使用しています。そのため、飲みにくさを感じることはあまりないでしょう。煎じる(30分ほど煮詰めるタイプ)手間もなく、服用し易いように分包されています。 -
A.
味や香りが気になる方も多いですが、粉薬(エキス剤)は比較的飲みやすいです。苦みが気になる方には、飲み方の工夫もアドバイスしていますし、続けやすさを大切にしたい方のために、苦みが少ない処方を選ぶこともできます。 -
A.
新薬は主に科学的に合成された薬品で、それに対して漢方薬は自然の植物・動物・鉱物などを使用しています。
漢方薬と新薬との違いはこれだけではありません。実は漢方薬と西洋医学の間にはもっと大きな違いがあります。
漢方の「肝(かん)」は、西洋医学の肝臓とは異なり、漢方の「血(けつ)」は、西洋医学の血液とは異なります。全く別なものであると言っても過言ではありません。
漢方には「気(き)」や「経絡(けいらく)」など西洋医学にはない概念が存在しています。つまり、漢方は西洋医学とは異なる思想・理論によって体系化された医学なのです。
この思想・理論に基づいて病気を診断し、その病気に対して最も適切な処方を考える、それが漢方なのです。したがって、西洋医学的な考え方では漢方薬を処方することはできません。 -
A.
漢方薬の代表的な形状が「粉薬(エキス剤)」と「煎じ薬」です。簡単にいうと、「粉薬」は手軽で便利、「煎じ薬」は本格派の漢方をお求めの方向けです。
粉薬は生薬の有効成分を抽出して粉末や顆粒に加工したもので、「エキス剤」とも呼ばれます。持ち運びや服用が簡単な点が特長で、お湯に溶かして飲める手軽なタイプが多いです。時間がない方や漢方ビギナーは粉薬がおすすめです。
一方、煎じ薬は生薬を30〜40分ほど煮出して、成分がたっぷり入った「漢方スープ」のような煎じ液を飲むスタイルです。少し手間はかかりますが、香りや効き目の実感を重視したい方にはこちらが人気です。
「粉薬」と「煎じ薬」の違いを例えるなら、「インスタントコーヒー」と「焙煎して淹れるハンドドリップコーヒー」のような違いです。手軽さを取るか、風味を取るか、それぞれのお好みに応じてライフスタイルに合ったタイプをお選びください。 -
A.
漢方エキス剤とは、生薬を煎じて有効成分を抽出し、その煎じ液を濃縮・乾燥させて製剤化した
ものです。使いやすくするために、錠剤・顆粒・カプセルなどさまざまな形状で提供されています。
従来の漢方薬は、昔ながらの方法を用いて各家庭で生薬を煎じて飲むものでした。しかし現在、医療機関で出されている漢方薬のほとんどは、高度な製剤技術を用いて作られた、煎じる必要のない、品質が安定したエキス剤(医療用漢方製剤)です。漢方エキス剤は「医療用漢方製剤」とも呼ばれ、最先端の技術を用いた近代的な工場で作り出されます。 -
A.
はい、20代・30代の方のご相談も年々増えています!
PMS(月経前症候群)・冷え性・不眠・肌トラブル・メンタルバランスの乱れ・疲れやすさなど、「病気ではないけどつらい」不調に対して、自然なケアを求める若い世代にとって、漢方は相性の良い選択肢です。美容・健康志向の方の中にも、ライフスタイルの一部として取り入れている方がたくさんいらっしゃいます。 -
A.
漢方薬も新薬と同様に副作用は確かにあります。副作用の程度が軽いとはいえ、やはり漢方薬にも副作用はありますが、西洋薬に比べて少ないです。
副作用の現れ方の代表的なものが、地黄製剤による胃の持たれや不快感、胃の痛みなどです。
ココが重要です。アトピー性皮膚炎の治療はより気をつけなければなりません。乾燥したアトピー性皮膚炎に、保湿のために処方した漢方処方が皮膚病を悪化させることがあるのです。
漢方薬の相談の際に正確なヒアリングをして、正しく処方すればほとんど副作用はありません。漢方薬の専門家が日頃から副作用に注意していれば、漢方薬による副作用はほとんど起こりません。桂林堂薬局でも、過去10年遡っても重い副作用の経験はありません。あったとしても、ごく軽いものです。 -
A.
必ずコップ一杯の水と一緒に飲んでください。
薬を水なしで飲むと、溶けるのに時間がかかり、薬の効果が現れるのが遅くなります。また、まれに口や胃などを荒らしたり、入れ歯の間にはさまりやすくなったりします。薬を早く溶かして、効果を出すためにも、ぜひ水とともに飲んでください。
また、人によっては、顆粒があやまって気道に入ってむせかえることがあります。
漢方薬に限らず、「薬はコップ一杯の水とセット」と考えて、一緒に飲むようにしましょう。薬を適量の水で薄めて溶かすと、胃への負担も少なくなります。 -
A.
非常に早く効く漢方薬も少なくありません。
例えば、何となく頭が重い、熱っぽい症状などがある風邪の初期に、葛根湯や麻黄湯を飲めば、サッと汗をかいて楽になります。
また、むくみがあって喉が渇き、尿が出にくいときに、五苓散や柴苓湯を飲めば、これらの症状は即座に改善を期待できます。
体質や症状に合った漢方薬ですと、漢方薬を飲んだ後、少なくとも1~2時間で症状が改善し、即効性が現れるケースが多くあります。
漢方薬の服用期間には、下記に示す二面性があります。
1. 今、苦しんでいる症状を素早く取り除く作用(即効性)を現すもの
2. 抵抗力が弱く風邪をひきやすい体質、アレルギー体質など、体の根本から治す作用を現すもの
漢方薬は後者のほうが得意分野であるため、「漢方薬は長く飲まないと効かない」と思い込まれている方が多いようですが、決してそうとは限りません。 -
A.
症状や体質によって異なりますが、早い方では1〜2週間で変化を感じるケースもあります。
ただ、漢方は「根本から整える」ことを目指すので、継続が大切です。特に慢性的な症状には、3ヶ月〜半年ほどを目安にお考えいただくといいでしょう。
「効き目が感じられない…」という場合も、処方の見直しをしながら、あなたに合う漢方を一緒に探します。 -
A.
漢方相談では、お客様一人一人の症状の他に年齢・性別・体質(遺伝的要素)・生活習慣・好き嫌いなども考慮しております。ですから同じ病名でも処方が違うため、相談に時間をかけております。 -
A.
市販薬は「誰にでも合いやすい」ように作られたものですが、薬局での処方はあなたの体質や症状に合わせてカスタマイズされるのが大きな違いです。
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A.
はい、女性特有のお悩みに対して、漢方は古くから用いられてきました。
PMS(月経前症候群)・生理不順・月経痛・冷え・妊活のサポートなど、症状に合わせてバランスを整える処方を行います。ピルや痛み止めに頼らずに改善したい方にも、自然派のアプローチとして人気です。
※ただし、妊娠中や服薬中の方は必ずご申告ください。