咳や痰に息切れ∣気管支喘息や気管支炎は麻黄と杏仁∣ 東京都 目黒区
気管支喘息(喘息)は、空気の通り道である気管支が慢性的に炎症を繰り返すことで気管支が狭くなったり、呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴ぜんめいや呼吸困難などの連続する咳が発作が生じる病気で連続する咳や痰、息切れや呼気困難などの症状が起こります
咳が連続する喘息や気管支喘息は子どもから大人まで幅広い年齢層の方に発症し、小児喘息の多くは思春期の時には症状がよくなりますが、その約30%は成人喘息に移行するといわれています。
気管支炎は感染症が原因で起こり、気管支炎の症状は炎症による発熱や咳、痰に息切れです
全身倦怠感や食欲不振、胸の痛みが起こることもあり、小児の場合には元々気道が狭いため炎症でさらに狭くなり、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が聞こえることがあります(喘鳴
咳が連続する喘息、気管支喘息、気管支炎、長咳を漢方薬で解消、副作用が少ない漢方麻黄と杏仁で服用しましょう
喘息や長咳・気管支炎喘息、気管支炎に効く生薬の麻黄や杏仁で咳や痰、息切れ、呼気困難を改善します
麻黄は、気管支拡張作用があり、麻黄は、発熱や鎮咳などに用いられ、気管支拡張は、喘息、気管支喘息や気管支炎にも応用でき、連続する咳に大変効果があります
発汗作用や鎮痛、鎮咳、去痰作用があり、
発熱悪寒、頭痛、身体疼痛、呼吸困難に利用
杏仁は鎮咳作用 去痰作用 があり、咳や喘息に利用
気管支喘息は空気の通り道である気管支がアレルギー反応などで炎症を起こし過敏になり、何かの刺激で腫れたり痰がでたりして狭くなり呼吸が苦しくなる慢性の病気です。
気管支喘息は常に症状があるわけではなく、時間や体調、ストレスなどで強い発作咳や痰、息切れの症状出たり、症状がなかったりします。
本当の体の調子が来店時にうまく伝わらないことがあり、カゼと間違われ診断が遅れることもあります。
またダニの除去といった生活環境、習慣を改善する事で症状を軽くすることも、自己管理が極めて重要です。
咳や喘息、気管支喘息、気管支炎に効く麻黄や杏仁の漢方
柴朴湯加:麻黄と杏仁 気帯タイプ
構成生薬/柴胡,半夏,黄苓,人参,甘草,大棗,生姜,厚朴,茯苓,蘇葉、麻黄、杏仁
[効果・効能]
気分がふさいで,咽喉,喉に異物感があり,動悸,めまい,嘔気などを伴う次 の諸症状
気管支喘息,気管支炎,連続する咳や痰、息切れ、抑うつ感や不安神経症など。
適応や応用により、慢性腎炎・慢性肝炎・自律神経失調症・うつ病・片頭痛 等に利用します。
小青龍湯 加杏仁 肺寒証タイプ
2000年前の医学書、金匱要略記載
麻黄、杏仁、桂皮、芍薬、半夏、五味子、細辛、乾姜、甘草が成分。
発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散させ、咳や痰、息切れに効果
気管支拡張作用があり抗アレルギー作用、抗炎症作用などが認められ、連続する咳に良く、そのため、気管支炎や気管支喘息に効果があります
小青竜湯は、かぜ(特に鼻かぜ)、気管支炎、気管支喘息や花粉症やアレルギー性鼻炎などに幅広く利用・応用されています
体の冷えにより、溜まった水分(水毒)はいつまでも抜けなくて、痰や鼻水のもとになっています。
小青竜湯成分 五味子の作用
気管支喘息・気管支炎・長咳・体力低下・慢性肝炎にも用います。
単味の蜜丸あるいは茵ちん蒿・大棗を配合した蜜丸を投与すると、トランスアミナーゼ値を低下させ、有効率は約80%である。との報告あり。
● 薬理作用
連続する咳/鎮痙, 鎮咳, 肝障害改善, 抗アレルギー
● 効能・用途: 五味子(ゴミシ)は、中枢神経系の興奮作用、鎮咳去痰作用、子宮興奮作用、抗菌作用などがあり、血圧降下、感覚器(とくに視覚)の感受性増強などに良い
麻杏甘石湯は気管支喘息の本命漢方薬
肺熱証に利用、2000年前の医学書、傷寒雑病論記載
連続する咳、 気管支喘息や気管支炎、息切れに効果的漢方
配合生薬の「麻黄」は西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用をし、咳や喘鳴を防ぎ、気管支炎や気管支喘息にお勧めします
去痰作用のある「杏仁」、熱や腫れをしずめる「石膏」、緩和作用のある「甘草」で構成されていて、気管支を広げ、また痰を出しやすくして呼吸を楽にし、ひどい咳や気管支喘息に適応します。
利用・応用:気管支喘息、気管支炎、喘息
麦門湯 加:麻黄 杏仁
陰虚 (潤い不足)タイプの咳・気管支喘息、気管支炎に効果があり連続する咳や痰、息切れ、呼気困難に効果があります
麻黄、杏仁、麦門冬、半夏、人参、粳米・大棗・甘草
のどを潤し、咳をしずめる作用があり、痰の少ない乾咳、もしくは切れにくい粘稠な痰をともなう咳、あるいは、のどや口が乾燥しイガイガ感のあるときに用い、咳や痰、息切れ、気管支喘息、呼気困難に効果があります
漢方医学的治療法
滋陰益気・補益肺胃・降気 慢性の炎症や消耗性疾患により気道や胃の分泌液不足が生じたものに用い、慢性の咳嗽(咳こんでなかなか止まず顔が紅潮することが多い)
咽喉の乾燥感と、少量の粘痰あるいは無痰・口渇などの肺陰虚の症候と疲れやすいなどの気虚の症候がみられる気陰両虚に用います。
口渇・咽の乾燥感・乾嘔・吃逆・食欲不振・便がかたいなどの胃陰虚の症候に、元気がない・疲れやすい・息ぎれなどの気虚の症候をともなう胃気陰両虚に用います。
応用・利用
急性気管支炎・気管支肺炎・肺炎・蕁麻疹の肺炎・気管支喘息の発作などで、肺熱を呈するものに使用します。
半夏厚朴湯 “気”帯治療の代表格
半夏厚朴湯は、2000年前の医学書、金匱要略記載
滞っている“気”の流れを良くしたり、発散したりして、“気”の滞りを改善します。神経をしずめ、心と体の状態をよくします。また、咳や吐き気を抑える作用もあります。
漢方的治療法
理気降逆・化痰散結、悪心・嘔吐・吃逆に上腹部膨満感やつかえなどの気滞の症状をともなう痰飲による胃気上逆に使用します。
喉や食道部、または脇胸部の梗塞感や詰まり感・心臓が握られている様・咳ばらいや吐き気が使用目安です。
滞っている“気”の流れをよくしますので、気分がふさいだ方の抑うつ状態や不安神経症・精神不安・不眠症・無気力・ノイローゼ・動悸・更年期障害・神経性胃炎・気管支喘息・気管支炎の症状・不安神経症、心臓神経症、浮腫、ヒステリー、自律神経失調症、気管支炎、咳、気管支喘息、嘔吐症、バセドー病などに応用。
つらい咳と漢方薬、症状や体質に適応
葛根湯加川きゅう辛夷
葛根湯加川きゅう辛夷は、主薬の“葛根”をはじめ、下記の7種類の生薬からなり、薬理的に重要な役割をする“麻黄”は、交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。
麻黄は、西洋医学の血管収縮薬と同様の作用を示し、鼻粘膜の腫れをおさえ、おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、鼻の通りをよくする“辛夷”などが配合され、これらがいっしょに働くことで、よい効果を発揮します。
中医学解説 【適応症】表寒・表実(悪寒、無汗、発熱、頭痛などで項背のこわばりをともなうもの、鼻閉(鼻詰まり)、鼻汁のあるもの)
葛根湯加川芎辛夷は散寒解表(辛温解表)の麻黄・桂枝・生姜と生津の葛根、滋養の芍薬・大棗・甘草と活血の川芎、通竅の辛夷から構成されています。
熱のため副鼻腔が炎症を起こすと、特に鼻づまりが強く肩こりや頭重などの症状や濃い鼻汁が出ます。 葛根で患部および筋肉の強ばりを緩め、芍薬・川芎で血液の循環をよくし、肩こりや頭重などを緩和し炎症を鎮めます。
辛夷は川芎とともにのぼせを下げて、鼻づまりを改善する働きがあります。
荊芥連翹湯:荊芥連翹湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『万病回春、鼻病門に収載された処方を基本に、日本で経験方として発展させた薬方です。
顔の色が浅黒く(暗褐色)、手足の裏に油汗をかき易く、もともと鼻、耳、扁桃、皮膚粘膜部に化膿炎症をおこし易い体質の人で、アレルギーや感染等でおきた鼻炎が慢性化し鼻汁が濃く膿汁となっている状態の慢性鼻炎、蓄膿症、また慢性扁桃炎、およびにきびにすぐれた効果をあらわします。
炎症をともなうニキビや湿疹などに適応し、そのような病気になりやすい、いわゆる腺病体質を改善します。
荊芥連翹湯の成分、黄芩・黄柏・黄連・桔梗・枳実・荊芥 ・柴胡・山梔子・地黄・芍薬・川芎・当帰・ 薄荷(ハッカ) ・百芷・ 防風・連翹・甘草
日本漢方の効能
蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
中医学解説
効能、清熱解毒・袪風排膿、養血 荊芥連翹湯は、清熱瀉火の黄連解毒湯と補血の四物湯を基本に、袪風の薄荷・柴胡・連翹・荊芥・防風・自正及び排膿の枳実・桔梗を中心に構成されています。
慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ、肥厚性鼻炎、鼻血、神経衰弱
麻黄、杏仁は 気管支喘息・気管支炎・喘息の漢方薬