(気・血)を高める漢方薬は橋本病(甲状腺機能低下症)お勧めに∣東京都漢方薬局・目黒区桂林堂
★橋本病・甲状腺機能低下症(慢性甲状腺炎)は、自己免疫疾患で自己抗体が甲状腺を攻撃するために細胞が少しづつ減少して慢性的な炎症が生じて腫れてくるわけで、セドウ病とは全く逆です。
自己抗体のデータからは一般成人の10~25%の女性、5~10%の男性に橋本病があると考えられているそうです。
甲状腺に対する 自己抗体(抗サイログロブリン 抗体または抗マイクロゾーム 抗体)が、けお陽性になり、甲状腺機能が低下しますと血中甲状腺ホルモンは低値となり、甲状腺刺激ホルモンは高値になります。
ただし、橋本病は甲状腺機能が低下したり甲状腺が腫大したりして臨床的に問題になるのはその数分の1で、女性に多くみられ、遺伝的素因も考えられ、バセドウ病と同様に病因として自己免疫疾患と考えられています。
橋本病の初期の唯一の症状は首の腫れで、のどに違和感がある人もいます。
◉橋本病・甲状腺機能低下症状
としては倦怠感、寒がり、むくみ(押しても圧痕を残さない)、筋力低下、便秘、体重増加、過多月経、声のかすれ、皮膚乾燥、脱毛などがあります。
◉ 橋本病・甲状腺機能低下症に漢方薬
橋本病の漢方相談は以外にも多く、そのおかげで漢方薬での対応や応用も意外とやり易い病期だと思います。
橋本病 ・甲状腺機能低下症に対する漢方薬での基本的治療考え方は橋本病で低下した代謝やエネルギー、橋本病で低下した栄養を高める漢方薬である気血両虚剤がお勧めになります
また、気血両虚剤は女性の漢方薬、婦人病に使用する漢方処方で代謝が低下した橋本病・甲状腺機能低下症に利用することが多いようです。
◉橋本病(甲状腺機能低下症)の気血両虚漢方説明
橋本病を考えた場合、一連の症状から気虚・気血両虚・陽虚として考えるのが最も適切だと思います。
気虚の「気」はその名のとおり、元気の「気」であり人間の身体活動に不可欠なエネルギーを指し、このエネルギーがなんらかの原因で不足してしまった状態を気虚と呼び、まさに橋本病・甲状腺機能低下症になります
気虚の典型的な症状としては疲労感、倦怠感、息切れ、めまい、手足の冷え、下痢や軟便、風邪などにかかりやすいといったものが挙げられます。
気からは身体を栄養する血や身体を潤す津液も生まれるので、気の不足は結果的には血や津液の不足も引き起こしてしまいます。
そうなると立ちくらみなどの貧血症状、不眠、不安感といった血虚の症状や皮膚など身体の乾燥感といった気血両虚・津液不足の症状も現れます。
甲状腺機能低下症に利用・適応する漢方処方 十全大補湯——-1151年、和剤局方記載、体力気力を補い、元気を取り戻すのを、役立つように構成されています。寒がり、または冷え性で貧血気味、顔色悪く、疲労衰弱がひどいとき、あるいわ病中・病後・手術後などで体力・気力・食欲が低下または、弱っている方・肥れない方などに適しています。 漢方的考え方は、気血両虚で、貧血・橋本病(甲状腺機能低下症・慢性肝炎・自律神経失調症・ガン治療の補助(制ガン作用・延命効果・免疫賦活・抗がん剤や放射線の副作用軽減・痛みを和らげる効果・回復促進)・体力低下・全身衰弱・白血病・脱肛・痔ろう・胃下垂・低血圧症・甲状腺機能低下症などに応用されています。 補中益気湯 1100年代、脾胃論記載 漢方的効能は補気建脾・升陽虚陥・脾統血で、胃腸の働きを良くして消化吸収力を高めて体力を回復させ、元気を取り戻すのを助けます。慢性疲労・慢性下痢・慢性的微熱・四肢がだるい・元気がない・動作がおっくう・たちくらみ・頭の鈍痛・食欲不振・胃弱・夏痩せ・長引く風邪・下痢をしやすい・貧血気味・脱肛・胃下垂といった諸症状に効果的です。 応用では自律神経失調症や慢性肝炎・筋無力症・低血圧・脱肛・子宮脱・橋本病(甲状腺機能低下症・ヘルニア・ガン・生理過多・血小板減少紫斑病 等といった病気にまで応用可能です。
芎帰膠艾湯 金匱要略記載 出血や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格です
以上か橋本病、甲状腺機能低下の漢方薬でした
