内風の症状としては、激しい眩暈や頭痛、頸の後方のこわばり、四肢の痙攣や麻痺、耳鳴り、顔面神経麻痺、昏睡、意識障害などです。
脳の興奮に伴う症候と考えられ、脳血管障害の前駆症状のことがありますので、注意を要します。治療は、平肝熄風(肝を平夏、風を熄ませる)をする。生薬としては、天麻、釣藤
内風は、風邪(ふうじゃ)が体の中から沸き起こるという意味から内風といいます。
また、内風は風気内動ともいい、内風の発生は主に肝にあるので、 肝風内動、肝風などともいいます。
従って、これら四つの表現の意味は同じだと考えてもよいと思います。
内風を起こす原因は主に二つあり、陽盛と陰血不足です。 陽盛による内風は実証に属し、陰血不足による内風は虚証に属します。
内風の病理特徴は、陰は陽の制約ができないため陽の上昇を 抑えられず風に転化することです。 臨床では、風邪による病と同様で例えば、動揺、眩暈、抽搐、痙攣などが現れます。
陽盛による内風は主に高熱の病証に見られることが多く 熱が盛んでいることが原因で風(ふう)が生まれます。 これを熱極生風といいます。
陰血不足による内風では、その原因は陰血不足であるので虚風ともいうのです。
また病気の進行特徴により、多くのサブタイプが分けられています。
例えば、肝陽化風、血虚生風、陰虚化風などがあげられます。 臨床では、虚風の治療はサブタイプの多さ、変化の激しさなどにより 治療しがたいといわれています。
虚風を深く理解するために、まず中医基礎理論の内生五邪、 風邪の特徴、肝の働きの特徴、肝脾の関係、肝腎の関係などを 深く理解しなければならないと考えています
