慢性膵炎は膵臓がん糖尿病にもリスク・漢方薬治療は脾臓と関連|漢方薬局 桂林堂|東京都
慢性膵炎は膵臓がん糖尿病にもリスク・漢方薬治療は脾臓と関連
膵炎とは?
急性膵炎と慢性膵炎の違いや膵臓がんとの関係について、漢方薬局ではほとほと漢方相談が無い急性膵炎は説明は割愛します
慢性膵炎は膵臓がんのリスクがあり、また膵臓はインスリンを分泌する働きがあり、糖尿病とも密接な関係があります
膵炎は進行すると膵臓がんにつながるリスクがあるため、軽視できない病気です
膵臓の基本的な働きや急性膵炎と慢性膵炎の違いも気になるところではあります
膵炎になると、膵臓はインスリンを分泌するために、糖尿病になる原因とリスク因子慢性膵炎が膵臓がんとの関係
膵臓の役割とは? 膵臓は胃の後ろにある20cmほどの臓器であり、外分泌機能と内分泌機能の両方を持っています。
外分泌機能 内分泌機能 の役割
食物の消化を助ける酵素を分泌し、栄養素を吸収しやすくする 血糖値を調整するホルモンを分泌し、均衡を保つ 分泌物 アミラーゼ(炭水化物分解) リパーゼ(脂肪分解) トリプシン(タンパク質分解) インスリン(血糖低下) グルカゴン(血糖上昇) ソマトスタチン(インスリンとグルカゴンの分泌を抑制)
膵臓の働きは消化と血糖値調節
膵臓は、消化と血糖の調節に関わる重要な役割を担っており、機能が低下すると消化不良や糖尿病などをはじめ
「急性膵炎」と「慢性膵炎」の2種類にわけられます。
急性膵炎、慢性膵炎は原因や症状が異なり、急性膵炎は早期の治療が必要とされ、漢方薬局である薬局にはほとほと漢方相談はありませんので割愛します
慢性膵炎は継続的な管理が求められます。 急性膵炎 急性膵炎は、膵臓の消化酵素がなんらかの原因で膵臓内で活性化し、自分自身の膵臓を消化してしまい急激な炎症が起こる病気
急性膵炎と慢性膵炎
慢性膵炎は、膵臓に長期的な炎症が続くことで、膵臓の機能が徐々に失われる病気です。慢性膵炎の進行は「代償期」「移行期」「非代償期」の3段階にわけられ、各ステージで現れる症状が異なります。
代償期(初期)に主にみられる症状は「腹痛」で、この段階では膵臓の内外分泌機能は比較的保たれています。しかし、移行期や非代償期に進行すると、「体重減少」「腹部の不快感」「糖尿病」「脂肪便」といった症状が現れ、膵臓の内外分泌機能も次第に低下します。
慢性膵炎は、初期症状から糖尿病や脂肪便が現れるまでに平均約5年かかるといわれ、進行性の病気であるため定期的な医療的管理が必要です。
膵炎になる原因とリスク因子 膵炎になる原因とリスク因子は以下の3つです。
生活習慣 疾患や薬剤の影響 遺伝的要因 があり
生活習慣 膵炎の主な原因のひとつとして、生活習慣が深く関わっていて、 とくに、過度の飲酒は、急性膵炎と慢性膵炎の両方を引き起こす主な原因になります
高脂肪食の摂取も膵臓に悪影響を与える要因になり、膵臓に負担をかけないためには、脂肪の摂取量を抑えた食事を心がける必要があります
また、慢性膵炎の発症においては、喫煙との関連もあります。 膵炎のリスクを減らすためには、適度な飲酒や禁煙、バランスの取れた食生活が大切です。
膵炎の発症には、胆石や高脂血症、膵石などが関与することがあります。 とくに女性の場合、急性膵炎の原因として胆石症が占める比率は約37.7%です。胆石が膵管の出口を塞ぐことで膵液の流れが悪くなり、膵炎を引き起こします。 血中の脂質が増加する高脂血症でも、膵臓に負担がかかり急性膵炎を引き起こすリスクが高まります。 また、膵石は慢性膵炎の進行によって膵管内に形成することがあり、膵管を塞いだり、膵臓内での分泌物の流れを妨げたりすることで、膵臓の機能がさらに悪化することがあります。 さらに、薬剤の影響も無視できません。抗てんかん薬や免疫抑制剤、ステロイド薬などが膵臓に影響を与えることがあり、薬剤性膵炎として急性膵炎を発症することがあります。
また、膵炎はアルコール飲酒や飲み過ぎ、食べ過ぎが関連し、日常生活を見直すことが重要になり、膵炎になると膵液が膵臓そのものを溶かしてしまい、膵臓が小さくなる病気のため、膵炎は恐ろしい病気になります
また、インスリンを分泌する膵臓は糖尿病とも深く関連しますので糖尿病のリスク、慢性膵炎は膵臓ガンのリスクもあります
❶慢性膵炎や急性膵炎の原因で一番多いのがアルコール飲酒や食べ過ぎ、過労で、大量のアルコールを継続して摂取することにより、膵炎の発症確率が高まると言われています
アルコール以外の食生活や、遺伝なども関係していると思わ、逆にアルコールを摂取していないのに膵炎にかかるケースもあり、やはり体質的なものも大きいと思われます。
日本酒にして毎日3合以上のアルコールを十年以上続けて摂取すると、慢性膵炎になる確率が高くなるのは確実ですので、お酒が好きな人はほどほどにしておくべきです
❷慢性膵炎の主な症状
急性膵炎ほどの激痛ではありませんが、重苦しく鈍い痛みが腹上もしくは背中に発症し、それがずっと続き、吐き気、食欲不振、体重減少などの症状がみられることもあります。
重度の慢性膵炎になりますと、上腹部に固い膵臓の感触が確認できるほどになり、膵臓の痛みのために膵炎としての痛みをあまり感じなくなります。
中医学では脾臓と膵臓はほぼ同じ臓器のようですし作用も良く似ています
❸漢方での脾臓の働きは体力強化・消化吸収・造血機能などいろいろあります。
「脾は運化(うんか)を主る」から、いわゆる、大まかには、消化器官内で起こる消化・吸収のこと
飲食物を消化・吸収させると言った現代医学の消化器系とよく似た働きを持ちます。
脾の運化機能が低下すると、食欲がなくなったり、食後に腹部膨満感が現れやすくなります。
❹脾臓が脾虚になると
(体力低下・食欲不振・疲れやすいなど)
飲食物を意味する水穀(すいこく)の水の運化が低下すれば、便が柔らかくなり軟便や下痢になります。これも脾虚です。
膵臓が弱るということは脾虚になり
簡単に言ってしまえば胃腸が弱いということです。
脾虚の具体的症状
消化管機能低下・体力低下・食欲不振・お腹が冷える・下痢しやすい・疲れやすい・肥りにくい・目に力がないなど。
の症状が起こりやすくなります
脾臓の働きと膵炎に漢方薬
体力強化・消化吸収・造血機能などいろいろあります。
脾虚に使用する漢方薬は
陰陽五行論(肝=木・心=火・脾=土・肺=金・腎=水)思想のうち、脾臓の気が虚(弱くなった)した状態のことを指し、一般的には消化不良や食欲の不振などの胃腸障害に、疲れやすい・体力の低下といった全身症状を伴うことが多くなります。
そこで急・慢性膵炎に効果的な漢方処方を選んでみました
半夏瀉心湯
日本漢方の効能・・・みぞおちがつかえ、時に悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便
又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、逆流性食道炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症・急・慢性膵炎などに応用可能です。

中医学解説
【効能】和胃降逆・消痞・止瀉・清熱・調和腸胃
適応症】悪心・嘔吐・吃逆・上腹部の膨満感とつかえ(圧するとやや抵抗がある)などの胃気上逆の症候に、腹鳴・下痢などをともなう脾胃不和に用います。
安中散
安中散は、漢方の古典といわれる中国の医書『和剤局方収載。
日本漢方の効能
腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっふ、食欲不振、はきけなどを伴う次の轄症:神経性胃炎、慢性胃炎、・急・慢性膵炎・胃アトニー・逆流性食道炎等に応用可能です。
温中散寒・止痛・止嘔
胃寒の腹痛に用います。冷えや寒冷の飲食物などで発生する腹痛(とくに上腹部痛)・腹部膨満・悪心・嘔吐・呑酸などの症状に使用します。
黄連解毒湯
清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯。
外台秘要記載、成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子はのぼせ気味で顔色赤く、イライ
ラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。
漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・アトピー性皮膚炎・急・慢性膵炎などに使用されています。
急・慢性膵炎に効く漢方薬/
桂林堂薬局









