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忙しい東京で漢方薬局の優しい処方を
2025-06-03

漢方の治療方は(気)から∣東京都の漢方薬局 ∣桂林堂薬局

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​漢方の治療方は(気)から∣東京都の漢方薬局∣桂林堂薬局

目黒区の桂林堂では【漢方で心と体を整える】「気」の流れを意識した処方を選んでいます

漢方薬は用途が非常に広く、症状や体質に合わせて適切に使うことで、さまざまな病気や不調の改善に役立ちます。処方される漢方薬の成分や、それぞれの効能は非常に多彩で、さまざまな体の不調や病気に作用します。私自身も、いつも漢方を選ぶ際にはその効果の幅広さに助けられています。

 

桂林堂で「気」の流れを整えることが心と体の不調改善の鍵

漢方医学では、うつ病や不安障害などの精神的な不調を、「気(き)」の流れが滞っている状態(=気滞)と捉えます。そのため、うつ病や自律神経の乱れがある場合は気の流れをスムーズにすることで、心のバランスを整えると考えられています。桂林堂薬局では(うつ病=気滞)などのおすすめ漢方薬を選びます

 

 

桂林堂がおすすめの胃腸の不調も「脾胃の気」の不足が関係していると考えています

例えば、「胃腸が弱い」「食欲がわかない」「下痢をしやすい」といった症状は、「脾胃(ひい)の気」が虚(きょ)している=不足していると判断されます。

このような場合には、不足している「気」を補う(補気)ことで、消化機能の回復や胃腸症状の改善がある漢方薬を選び、胃腸の不調で悩んでいる方におすすめの漢方薬をお出しします

桂林堂では「気滞」が関わる精神的不調と漢方の相性を考えています

気の巡りを整える漢方薬にはさまざまな種類がありますが、重要なのは症状に合った漢方を選ぶことです。正しい処方を受けるなら、うつ病の改善スピードにも違いがでます。

【気滞と関連する代表的な症状】

  • うつ病
  • 赤面症
  • 多汗症
  • パニック障害
  • 不安障害
  • 強迫性障害(OCD)
  • 双極性障害(躁うつ病)

これらの症状には、副作用が少なく体に優しい、安心な自然生薬で構成されている漢方薬をお勧めします。体への負担が少なく、自然に心と体を整えるアプローチが可能な点が漢方の大きな魅力です。

気」が滞ると「血」も滞る ー 漢方がとらえる心身のつながり

気の流れが悪くなると、血液の流れ(血)にも影響が及び、「気滞血瘀(きたいけつお)」の状態に進行する場合もあります。このような状態は、自律神経の乱れやホルモンバランスの不調として表れやすく、現代人に多い不調の一因でもあります。

 

チェックリスト】気滞による精神・身体の代表的な症状

以下のような症状がある方は、気滞の可能性があります:

性別に関係なく共通する症状

  • 理由もなく憂うつな気分になりやすい
  • 知らず知らずのうちにため息が出る
  • イライラしやすく情緒不安定になりやすい
  • 人の意見に反発したくなる
  • 筋肉が緊張しやすい
  • 胸や脇のあたりがつかえる感覚がある
  • 胸が張っているような感じ
  • 差し込むような痛みがある
  • 頻尿傾向がある

 

女性特有の症状

  • ブラや帯が苦しく感じる
  • 生理前に乳房が張って痛む
  • 生理前から生理痛を感じる
  • 肩こり・背中の張り・頭痛・イライラなどが生理前後に強く出る
  • ストレスで生理が止まってしまうことがある

これらの症状は「気滞」「血瘀」「気虚」などが複合的に関係している可能性があり、漢方薬でのアプローチが有効です。

心身の不調に寄り添う「気」のケアを漢方で始めてみませんか?

漢方は、心と体のバランスを整える「全体を見る」医療です。特に若い世代に多い「なんとなくの不調」や「病名がつかないけどつらい」状態に寄り添ってくれます。自分では気づかない心身のサインを見逃さず、気の巡りを整えるケアを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

気の流れを良くする漢方処方と成分を解説【症状別】

漢方薬には、心身のバランスを整えることで、さまざまな不調に寄り添います。ここでは、不安・イライラ・胃腸の不調・冷えなど、日常的な悩みに対応した代表的な漢方処方を紹介します。

情緒不安定・神経過敏・精神疲労に対応する漢方処方

気の流れを改善し、緊張や神経過敏に効く|半夏厚朴湯

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

「気」の巡りを整えるとされ、喉の違和感や不安感が気になる方に使われることがあります。ストレスによる緊張や神経過敏に悩む方に用いられる代表的な処方です。半夏厚朴湯についての詳細は下記の記事をご覧ください。

関連記事:気の流れを整えて神経症を改善する「半夏厚朴湯」

生薬の成分:半夏・生姜・茯苓・蘇葉・厚朴

神経が過敏や不安に|桂枝加竜骨牡蛎湯

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

滞っている気の流れを改善し、神経の高ぶりを鎮める目的で使用されます。神経が過敏で不安を感じやすい方に選ばれることがあります。

生薬の成分:桂皮・生姜・牡蛎・甘草・芍薬・竜骨・大棗

参考:漢方薬解説「桂枝加竜骨牡蛎湯」|クラシエ薬品

気の滞りで発症の神経過敏・不眠に|抑肝散

抑肝散(よくかんさん)

神経がたかぶりやすい、怒りっぽい、不眠などの症状に使われることがあります。子どもの夜泣きや高齢者の不安感にも応用されます。

生薬の成分:柴胡・茯苓・釣藤鈎・当帰・川芎・白朮・甘草

不安や神経の高ぶりに|柴胡加竜骨牡蛎湯

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

神経が過敏になっているときや、動悸、不眠、のぼせ、不安などに使われます。イライラしやすい方にも用いられることがある処方です。

生薬の成分:柴胡・半夏・黄芩・生姜・桂皮・茯苓・大棗・人参・牡蛎・竜骨・大黄

精神不安に|温胆湯

温胆湯(うんたんとう)

温胆湯は、精神不安・ノイローゼ・パーキンソン・アルツハイマーなど、脳にやさしい漢方処方です。精神的な不安定さや神経過敏に使用されることがあり、特に高齢者の神経症状に配慮した処方として使われるケースもあります。精神面のケアを目的にした漢方処方の代表格です。

生薬の成分:甘草・半夏・生姜・黄連・茯苓・枳実・陳皮・酸棗仁・竹茹

情緒不安定を和らげる処方|甘麦大棗湯

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

ヒステリー傾向、情緒不安定、突然泣き出すなどの症状に用いられる、やさしい処方です。心の緊張を緩めたいときに向いています。

生薬の成分:甘草・小麦・大棗

風邪薬の応用で冷えや気分の落ち込みに|柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡桂枝乾姜湯は風邪の中期に用いられていた処方ですが、現代では神経症や不安、自律神経失調症などに用いられることもあります。心身の冷えや気分の落ち込みに対応します。

生薬の成分:柴胡・括楼根・黄芩・甘草・桂皮・牡蛎・乾姜

参考:漢方薬解説「柴胡桂枝乾姜湯」|ツムラ

風邪薬の応用で心身の不調に|柴胡桂枝湯

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

柴胡桂枝湯は「傷寒雑病論」に登場する処方で、本来は風邪の中期に使用される漢方ですが、時代とともに心身の不調や発熱、胃腸の不調への応用にも広がっています。

生薬の成分:柴胡・桂枝・生姜・人参・黄芩・半夏・甘草・芍薬・大棗

 

不眠に処方される漢方

心身の疲れやストレスによる不眠に:酸棗仁湯

酸棗仁湯(さんそうにんとう)

約1800年前の医学書「金匱要略」に記載。寝つきが悪い、途中で目が覚める、夢を多く見るといった症状に用いられます。心身の疲れやストレスによる不眠に対応し、精神の安定と深い眠りをサポートするとされていて、神経を鎮めて寝つきをよくします。体力があまりなく、繊細な人に向く処方です。

効果応用:心身が疲れ、弱って眠れない場合。

生薬の成分:酸棗仁・知母・茯苓・川芎・甘草

参考:漢方薬解説「酸棗仁湯」|ツムラ

酸棗仁湯の効能

酸棗仁湯は、「養心安神(ようしんあんしん)」と「清熱除煩(せいねつじょはん)」の効能をもつ、心身の不調にやさしく寄り添う漢方処方です。とくに不眠や精神不安、焦燥感など、ストレスや心身の疲れからくる症状に広く用いられています。

【中医学的な働き】

◉養心安神:心を養って精神を安定させる

「心血(しんけつ)」が不足して心(しん)が落ち着かない状態を心血虚(しんけつきょ)といい、以下のような症状が現れやすくなります:

  • 寝つきが悪い
  • 眠りが浅く、夢をよく見る(多夢)
  • 動悸(どうき)
  • 健忘(物忘れ)
  • めまいやふらつき

こうした症状に対して、酸棗仁湯は心血を補いながら神(精神)を安定させることで、自然な眠りを促します。

◉清熱除煩:体内の熱を取り除き、イライラや不快感を鎮める

心肝火旺(しんかんかおう)という、心と肝に熱がこもった状態では、以下のような“熱”の症状が見られます:

  • イライラしやすい
  • 焦燥感(落ち着かない)
  • のぼせやほてり
  • のどや口の渇き

酸棗仁湯は、こうした体内の過剰な熱を取り除いて、精神的な不快感や神経の高ぶりを和らげる働きもあります。

眠りが浅く不安感がある方に:天王補心丹

天王補心丹(てんのうほしんたん)

眠りが浅い、動悸がある、夢を多く見るなど、心と腎のバランスが崩れた状態に使われることがあります。ストレスで心身の疲労がたまっている方に向いています。

生薬の成分:酸棗仁・天門冬・麦門冬・人参・当帰・茯苓・玄参・柏子仁・五味子・遠志・桔梗・生地黄・朱砂

精神不安・途中で目が覚める方に:加味帰脾湯

加味帰脾湯(かみきひとう)

不安・不眠・夢を多く見るなどの神経性症状に用いられます。帰脾湯に加味された処方で、心と胃腸のバランスを整え、精神面と体力の両面に働きかけます。

生薬の成分:人参・生姜・白朮・甘草・茯苓・木香・当帰・酸棗仁・遠志・大棗・黄耆・柴胡・山梔子・龍眼肉

不眠・神経過敏・ストレスの三拍子に:抑肝散加陳皮半夏

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

神経過敏、ストレスによる胃腸症状、不眠など、複合的な症状に使われ、認知症にも応用されています。抑肝散に胃腸を整える生薬が加わり、さらに応用範囲が広がっています。

生薬の成分:陳皮・半夏・釣藤鈎・甘草・柴胡・茯苓・当帰・川芎・白朮

胃腸を整える代表的な漢方薬

胃腸のはたらきを整えたい方に|六君子湯

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は、脾虚(ひきょ)体質の代表的な漢方処方で、胃腸の働きをサポートし、水分の停滞に伴う不調が気になる方に用いられてきました。脾胃(消化器系)の働きを高め、冷え性で胃腸が弱く疲れやすい方に向く処方としてよく知られています。

六君子湯は、胃のあたりに詰まりを感じる症状があって、体の内側(特に胃腸)が冷えている場合に検討される処方です。似た処方に半夏瀉心湯がありますが、そちらは体内に熱がこもっているタイプに用いられることが多いです。

六君子湯は、痰湿(体内の余分な水分や老廃物)によって「気」の流れが滞り、気が上に昇ってしまう状態(いわゆる「気逆」や「気の詰まり」がある状態)のときに、体質に応じて用いられます。

使用される症状

  • 胃もたれや胃内停水(胃内のチャポチャポ感)
  • 吐き気・食欲不振・軟便
  • 冷え症で胃部に重さを感じる方
  • 胃下垂など、胃腸が弱りやすい傾向のある方
  • 胃炎・慢性胃腸炎・逆流性食道炎・胃潰瘍
  • 胃拡張症・胃下垂症・胃神経症・胃アトニー症
  • つわり・悪阻

応用:神経性胃炎・気管支炎・気管支喘息・咽喉炎・声帯浮腫・神経性嘔吐・妊娠嘔吐・咽部神経症・ヒステリーなど

生薬の成分:蒼朮または白朮・茯苓・人参・半夏・陳皮・大棗・生姜・甘草

胃腸の冷え・消化不良に|人参湯

人参湯(にんじんとう)

「金匱要略」に記載されている人参湯は、胃部や手足を温める働きがあり、温めて胃腸の働きを整えたい方に向いている処方です。冷たい飲食物の取り過ぎで胃腸機能が衰弱している方にもおすすめです。

使用される症状

  • 手足や腹の冷え
  • 倦怠感・食欲不振・腹部膨満感
  • 下痢・嘔吐・胃痛・消化不良
  • 胃腸の虚弱や寒冷環境で体調を崩しやすい方
  • 慢性胃腸炎・慢性結腸炎・胃アトニー
  • 声に力がない

生薬の成分:人参・甘草・乾姜・白朮

胃の調子が悪く、疲れやすい方に|平胃散

平胃散(へいいさん)

胃のもたれ、食べ過ぎ、吐き気、食欲不振、下痢などに使われます。脂っこい食事や暴飲暴食などで胃腸が疲れたときにも応用されます。

生薬の成分:蒼朮・厚朴・陳皮・甘草・生姜・大棗

食欲不振・吐き気・冷えに|小半夏加茯苓湯

小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)

胃のむかつきや吐き気をやわらげる処方です。妊娠中のつわりや、神経性の吐き気に用いられることもあり、体質として冷えやすく、水分代謝の悪い方に適しています。

生薬の成分:半夏・茯苓・生姜

慢性的な下痢や軟便に対応する処方|真武湯

真武湯(しんぶとう)

胃腸が冷えて機能が弱まった結果として起こる、軟便や下痢、手足の冷え、倦怠感などに使用されます。特に体力が落ちているときの不調に対応する処方です。

生薬の成分:附子・茯苓・白朮・生姜・芍薬

胃痛・胃の不快感・ストレス由来の胃腸症状に処方される漢方

胃腸と心のバランスを整える処方|半夏瀉心湯

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

みぞおちのつかえ感、げっぷ、吐き気、腹部のゴロゴロとした音など、胃腸と心の不調が同時に現れる方に用いられる処方です。冷えや緊張が原因とされる胃腸症状に対応し、ストレス性の胃炎や過敏性腸症候群などにも用いられることがあります。

生薬の成分:半夏・黄芩・黄連・人参・甘草・乾姜・大棗

胃の痛みやストレスによる胃腸の不調に|安中散

安中散(あんちゅうさん)

ストレスや緊張による胃痛、食後の胃の不快感に使われます。胃の冷えや神経性胃炎といった、現代人に多い胃腸の悩みに対応します。

生薬の成分:桂皮・延胡索・牡蛎・茴香・甘草・縮砂・良姜

女性の悩みに用いられる代表的な漢方処方

月経異常や更年期障害に|加味逍遥散

加味逍遥散(かみしょうようさん)

加味逍遥散は、婦人科の三大漢方薬のひとつで、女性特有のストレスや情緒不安定に寄り添う処方として知られています。月経異常や更年期障害をはじめ、人間関係などによるイライラや気分の落ち込みが気になる方に使われることがあります。

生薬の成分:甘草・柴胡・生姜・芍薬・蒼朮・薄荷・当帰・茯苓・牡丹皮・山梔子

女性の冷えや更年期症状に|温経湯

温経湯(うんけいとう)

女性の冷えや月経に関する悩みに使われることがあります。「阿膠(あきょう)」というロバの皮から作られたコラーゲン成分を含み、不妊症や更年期症状にも応用されています。

生薬の成分:生姜・阿膠・半夏・甘草・人参・芍薬・当帰・桂皮・川芎・牡丹皮・麦門冬・呉茱萸

月経不順や下腹部の違和感に|桂枝茯苓丸

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「瘀血(おけつ)」の改善を目的とした処方で、月経不順や下腹部の違和感など、血流の滞りによる諸症状に対応します。女性の代表的な漢方処方の一つです。

生薬の成分:桂枝・茯苓・芍薬・桃仁・牡丹皮

参考:漢方薬解説「桂枝茯苓丸」|ツムラ

熱の症状に処方される漢方

体の中に熱がこもりやすい方に|黄連解毒湯

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

上半身に熱がこもりやすい体質の方に向く処方で、のぼせ、イライラ、不眠、湿疹などに使われます。清熱・鎮静の働きがあり、気の上昇を抑えて神経症状・皮膚病・血圧まで改善するとされています。

生薬の成分:黄連・黄芩・黄柏・山梔子

熱感やイライラ、神経過敏に|黄連解毒湯

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

熱感やイライラ、不眠、肌のトラブルなど、上半身に熱がこもりやすいと感じる方に選ばれることがあります。気の高ぶりを抑えるとされ、気になる神経過敏や皮膚症状に対する処方として知られています。

生薬の成分:黄連・黄芩・黄柏・栀子

気力・体力低下・疲労・免疫サポートに処方される漢方

気持ちが落ち込みがちな方に|補中益気湯

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

元気が出ない、疲れやすい、食欲がないなどの虚弱症状に対応する補剤です。気力が低下しているときや、気分がふさぎがちなときに使われることがあります。

生薬の成分:人参・黄耆・白朮・甘草・当帰・陳皮・柴胡・升麻・生姜・大棗

 

体力や気力を補う処方|十全大補湯

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

1151年の『和剤局方』に記載されている処方で、心身の虚弱状態や慢性疲労を改善したい方に使用されることがあります。気血を補う働きを期待される補剤のひとつです。

生薬の成分:桂皮・人参・地黄・黄耆・白朮・茯苓・甘草・当帰・川芎・芍薬の10種

虚弱体質の改善や疲労回復に|人参養栄湯

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

冷えや貧血・食欲不振・息切れ・精神不安などが見られる虚弱体質の改善に用いられます。気と血の両方を補う処方で、高齢者や長期療養中の方にも選ばれます。慢性肝炎・ガン治療補助・慢性腎炎に応用されます。

生薬の成分:人参・白朮・茯苓・甘草・当帰・芍薬・地黄・桂皮・黄耆・陳皮・五味子・遠志

虚弱体質や貧血に|帰脾湯

帰脾湯(きひとう)

胃腸が弱く、貧血傾向があり、不安や緊張が強い方に帰脾湯が使用されます。胃腸を丈夫にし、貧血症状を改善しながら、不安や緊張を緩和するとされています。血と気を補い、心と脾(胃腸)を整える漢方として知られる処方です。

生薬の成分:当帰・生姜・人参・黄耆・甘草・酸棗仁・木香・白朮・大棗・茯苓・遠志・竜眼肉

 

めまい・関節痛・体質改善に処方される漢方

めまい・立ちくらみ・頭痛に|苓桂朮甘湯

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

苓桂朮甘湯は、頭重感・めまい・のぼせ・立ちくらみなど、体内の水分バランスの乱れが気になる場合に用いられます。水分代謝に働きかけ、気分のふらつきに対応するとされます。

生薬の成分:茯苓・桂枝・白朮・甘草

関節痛・リウマチなどの身体の痛みに|桂枝加朮附湯

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

神経痛、急性および慢性関節炎、関節リウマチなど、関節の痛みに用いられます。特に冷えが関係する痛みに適しているとされ、急性・慢性問わず関節の不調に対応します。

生薬の成分:桂皮・蒼朮・附子・生姜・甘草・芍薬・大棗

むくみや水太りの体質改善に|防已黄耆湯

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)むくみや水太りや浮腫が気になる方の体質改善を目指す処方です。汗をかきやすく、疲れやすい方に向いています。

生薬の成分:防已・黄耆・甘草・生姜・大棗・蒼朮

血流や貧血などに働きかける漢方処方

高血圧症・動脈硬化症に|釣藤散

釣藤散(ちょうとうさん)

頭痛、めまい、耳鳴り、血圧が高めの方に使われることがあります。高齢者の頭のふらつきなどにも対応する処方です。

生薬の成分:釣藤鈎・生姜・人参・甘草・石膏・半夏・麦門冬・茯苓・菊花・陳皮・防風

※製剤によって若干構成が異なることがあります。

 

血行不良や高血圧を改善する処方|冠元顆粒

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

血流を改善し、冷えや肩こり、頭痛などに用いられます。更年期や高血圧傾向の方にも使用されることがある、現代人向けの漢方処方です。

生薬の成分:丹参・芍薬・木香・紅花・川芎・香附子

出血を伴う症状や貧血などに:芎帰膠艾湯

芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

金匱要略に記載。出血を伴う症状や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格で、顔色が悪くつやがない、カサカサ肌・四肢のしびれ・筋肉のひきつり・目のかすみや眼精疲労・頭のふらつきなどの血虚症状を伴います。

生薬の成分:川芎・当帰・甘草・阿膠・地黄・艾葉・芍薬

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