蓄膿・副鼻腔炎∣鼻詰まり-後鼻漏を漢方で|東京都
蓄膿(副鼻腔炎)は副作用が少ない漢方
後鼻漏や気になる鼻の臭い・臭覚異常も改善
漢方薬局では、蓄膿が治りにくい方のご相談が多く、蓄膿の症状の改善と共に蓄膿の体質改善を希望される方が多いです。
鼻づまりや後鼻漏、鼻の臭いが気になる、鼻茸(鼻ポリープ)などで悩んでいる方は多く、後鼻漏とは異なり、のどの奥に落ちる透明な痰やのどの違和感を感じるという方のご相談も増えています。
「抗生物質などを飲んでいる時は少しよいけれど、飲むのを辞めるとまた症状がでてきます。」
「いつまでも治らず、だんだん症状がひどくなってきました。」「漢方でなんとかしたいといった方が結構います。」
更に、抗生剤やステロイドには効果がある分、それなりの副作用も同時にあり、肝臓・腎臓に負担が常にかかります
副鼻腔炎(ちくのう)と漢方薬、症状や体質に適応、漢方薬が効果的です
葛根湯加川きゅう辛夷
葛根湯加川きゅう辛夷は、主薬の“葛根”をはじめ、下記の7種類の生薬からなり、薬理的に重要な役割をする“麻黄”は、交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。麻黄は、西洋医学の血管収縮薬と同様の作用を示し、鼻粘膜の腫れをおさえます。そのほか、おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、鼻の通りをよくする“辛夷”などが配合され、これらがいっしょに働くことで、よい効果を発揮します。
中医学解説
【適応症】表寒・表実(悪寒、無汗、発熱、頭痛などで項背のこわばりをともなうもの、鼻閉(鼻詰まり)、鼻汁のあるもの)
葛根湯加川芎辛夷は散寒解表(辛温解表)の麻黄・桂枝・生姜と生津の葛根、滋養の芍薬・大棗・甘草と活血の川芎、通竅の辛夷から構成されています。
熱のため副鼻腔が炎症を起こすと、特に鼻づまりが強く肩こりや頭重などの症状や濃い鼻汁が出ます。
葛根で患部および筋肉の強ばりを緩め、芍薬・川芎で血液の循環をよくし、肩こりや頭重などを緩和し炎症を鎮めます。辛夷は川芎とともにのぼせを下げて、新陳代謝をよくし鼻づまりを改善する働きがあります。
蓄膿(副鼻腔炎)治療
荊芥連翹湯
荊芥連翹湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『万病回春、鼻病門に収載された処方を基本に、日本で経験方として発展させた薬方です。顔の色が浅黒く(暗褐色)、手足の裏に油汗をかき易く、もともと鼻、耳、扁桃、皮膚粘膜部に化膿炎症をおこし易い体質の人で、アレルギーや感染等でおきた鼻炎が慢性化し鼻汁が濃く膿汁となっている状態の慢性鼻炎、蓄膿症、また慢性扁桃炎、およびにきびにすぐれた効果をあらわします。
あるいは、炎症をともなうニキビや湿疹などに適応します。また、そのような病気になりやすい、いわゆる腺病体質を改善します。
荊芥連翹湯の成分、黄芩・黄柏・黄連・桔梗・枳実・荊芥 ・柴胡・山梔子・地黄・芍薬・川芎・当帰・ 薄荷(ハッカ) ・百芷防風・連翹・甘草
日本漢方の効能・・・蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
中医学解説:効能、清熱解毒・袪風排膿、養血
荊芥連翹湯は、清熱瀉火の黄連解毒湯と補血の四物湯を基本に、袪風の薄荷・柴胡・連翹・荊芥・防風・自正及び排膿の枳実・桔梗を中心に構成されています。以上の効能より炎症等が加わって慢性化しそれに伴って栄養状態の悪化が生じたときに用いられます。一般には鼻や皮膚等の反復性、慢性の炎症によく用いられます。慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ、肥厚性鼻炎、鼻血、肺結核、神経衰弱、禿髪症、各種の皮膚疾患
応用、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ、肥厚性鼻炎、鼻血、肺結核、神経衰弱、禿髪症、各種の皮膚疾患
蓄膿(副鼻腔炎)治療
辛夷清肺湯の応用範囲副鼻腔炎など
後鼻漏・,頭痛・においが分からない・熱感・鼻づまり。
辛夷清肺湯の成分:辛夷・知母・枇杷葉・山梔子・麦門冬・升麻・石膏5.0百合・黄芩3.0
主な用途使用方法、黄色い鼻汁が出る症状に用い、慢性の副鼻腔炎で炎症の程度が強く、乾燥して、いびき、あるいは化膿性のもの・蓄膿症など鼻腔内部に炎症症状が強く、鼻閉息、鼻茸(はなたけ)、肥厚性鼻炎などを目標とすします。また、アレルギー性鼻炎に対しても証が合えばこの処方がつかえます。
加減方により、桔梗、ヨクイニンを加え、乾燥の激しい者は百合を倍にするとよい。
【出典】…神農本草経
中医学解説:清熱解毒・通窮・潤肺化痰・止咳
辛夷清肺湯は、肺熱による慢性副鼻腔炎あるいは咳嗽に対する処方です。辛夷は、鼻づまりをよくして頭痛をとめ、膿性鼻汁を軽減させます。知母・黄芩・山梔子・升麻・石膏は、いずれも消炎・解熱・抗菌作用をもち、炎症や化膿をしずめます。
副鼻腔炎・ちくのう・アレルギー性鼻炎の改善例
>副鼻腔炎・ちくのうに効く漢方薬/東京都目黒区漢方薬局 桂林堂薬局