気の話|気を高め 体力 免疫力強化∣東京都 目黒区
気の話/東京都|目黒区|気を高め体力や免疫力強化
気の機能
気には様々な機能形態がありますが、以下の五つの作用にまとめる事ができます。
推動(すいどう)作用
人体の成長・発育などの生命活動、各臓器の活動や血液の循環・新陳代謝といっ
た生理活動はすべて気の働きを基礎にしています。
気が運動することによって、人体は活動しているといえます。
生長と発育、全ての組織、器官、あるいは臓腑・経絡の生理活動、血液循環、神
経活動、体液の輸布と代謝などを推進し、体力や免疫力アップに貢献します
温煦(おんく)作用
エネルギー代謝や循環機能を行うことによって、体温の維持、調節をし、気の温煦作用は体を温めて、間接的に免疫力維持に繋がります
防御作用
気は皮膚の表面を防御し、外からの病気の進入を防いでいます。同時に体内に侵入した敵と戦います。 いわゆる免疫力アップと免疫能力とならり、体力強化にも繋がります
病邪の侵入を防止し、侵入した病邪に抵抗して排除します。また、治癒力、回復力を助ける働きをします。
固摂(こせつ)作用
血液を脈管外に漏らしたり、汗や尿が排出過多になったり、精液が漏れてしまったりするのを防ぎ、統制します
気化作用
気化とは気の運動によって起こる変化のことをいいます。
外部から取り入れたものを「人体の組成部分へと転換させる「同化作用」、体内で不要になったもの(人体の自身組織の廃物)を排泄する「異化作用」があります。
『気』は目に見えないものですし、説明には少し難しい言葉もありますが、日頃か『元気がないね?』
『気が滅入る』、『気力が漲る』など『気』と言う言葉を無意識に使用していますし、感覚で理解しているかと思います
この『気』が不足したり、流れが悪くなると、いろいろな病証が表れます。
気の営養機能
食べ物を人体の栄養素に変えて全身に送る機能です。主に脾と胃の働きによります。
これは「営気」と呼ばれています。
気の運動、気機のリズム(気機)が崩れると、人体の生理活動は異変が起き、病理の状態になります。これを気機失調
この機能のおかげで体に栄養や水液が体の隅々迄行き届き、免疫力や体力強化に繋がります
気機の機能は多様ですので、気機失調も様々な形であらわれます。以下はその具体例です。
<気機不暢>気機が何らかの理由で妨げられ、順調でなくなった場合です。
この状態がひどくなると「気滞」と呼ばれます。
<気逆>
気が過度に上昇した状態です。
<気不降>
気の下降する運動が足りない状態です。
<気陥>気の上昇する運動が足りないときや、過度に下降してしまった状態です。
<気結・気鬱>
気が外へ出ず、内にこもってしまった状態です。
ひどくなると「気閉」と呼ばれます。
<気脱>気の外へ出る運動が過剰になった状態です。
<気結・気鬱>気が外へ出ず、内にこもってしまった状態です。
ひどくなると「気閉」と呼ばれます。
例えば、その気が滞ると気鬱となり、文字通り気が鬱している状態を言い、治療法は鬱している”気”を発散することで改善を測ります。 漢方では、うつ病は気虚や気うつと、とらえています
気虚は気(血などを巡らせているエネルギー)の働きが衰えている状態、気うつは気の流れが悪くなっている状態をいいます。
うつ病の場合、気の働きを補ったり、気の流れをよくすることが根本的な漢方治療につながります。