慢性胃炎・胃炎・急性胃炎に漢方∣東京都目黒区∣漢方薬局 桂林堂
慢性胃炎は、長期間に、胃炎が続いている状態のこと
慢性胃炎はピロリ菌の感染が関連していると考えられ、ピロリ菌が胃の中に棲みつき胃粘膜を痛め、何十年にもわたって徐々に炎症が広がることで起こります
また、胃炎は、暴飲暴食とか薬の服用などの影響で起こる急性胃炎もあり、急性胃炎は一度治おれば胃の粘膜はきれいに治りますが
慢性胃炎は治療をしても、正常な胃粘膜に戻ることはなく、 更に、ピロリ菌に感染すると自己免疫反応が起こり、自己の細胞を攻撃しようとする炎症が起こります
更にピロリ菌自体が毒素を出すことで、直接胃粘膜を痛めつけることも証明され
痛めつけられた胃粘膜は萎縮性胃炎となり、粘膜の下を走る血管まで透けて見えるようになります
胃の粘膜は再生を試みますが、胃の中にはピロリ菌が存在していて、 そのような状態で粘膜を再生しても正常な胃の上皮ではなく大腸や小腸の粘膜に似た 、腸上皮化生が形成されます
腸上皮化生の粘膜からは胃がんが発生しやすくなり、そのため、慢性胃炎、とくに腸上皮化生を伴うものは前がん病変として注意が必要になります
胃炎に対して生活行動での注意
胃炎はアルコール: 過度の飲酒は胃粘膜を傷つけます。
ストレス: 長期的なストレスは、胃炎のリスクを高める可能性があります。
胃炎の主な症状
胃炎の症状は、人によって異なり、軽度から重度まで様々です。
* 上腹部痛
* 胃もたれ
* 吐き気
* 嘔吐
* 食欲不振
* 胸焼け
胃炎に対して漢方薬は
半夏瀉心湯は胃もたれ、胸焼け、上腹部痛に効果がありピロリ菌に対しても抗菌作用があり、半夏瀉心湯の主要成分である、黄連は抗菌作用に優れ、ブドウ球菌、レンサ球菌、インフルエンザにも抗菌作用があります
柴胡桂枝湯はストレスによる胃炎を起こし難くくします
六君子湯は食欲不振、胸焼け、胃もたれ、吐き気に効果を発揮します