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東京中目黒の漢方薬局【桂林堂】
2024-09-07

げっぷ・膨満感・軟便は脾虚|漢方薬局|東京都

食欲不振、疲れやすい、軟便気味は胃腸虚弱で膨満感やげっぷがあるのは、日頃から疲れやすい脾虚タイプ

膨満感とげっぷの話

腹部膨満感と関係が深いのは、五臓六腑の脾胃になり、胃は六腑の一つで、飲食物を受け入れ(受納)、消化し(腐熟)、食べた物を人体に有用な形(清)に変化させてそれを脾に渡し、残りのかす(濁)を下の小腸・大腸に降ろします(降濁)。

脾は五臓の一つであり、清を吸収して肺に持ち上げ(昇清)、気血を生成し、全身に輸送(運化)します。

脾胃の機能の失調から、腹部膨満感が起こり、腹部膨満感の原因である、脾胃の機能を漢方薬で立て直すことで、腹部膨満感を改善することになります

脾胃機能を失調の原因が確認の場合は、その改善も進めます。 腹部膨満感の起こる証=状態に考えられるのは、 一つ目は「脾気虚」証になります。

消化吸収や代謝をつかさどる脾の機能(脾気)が弱くなると、腹部がもたれて張りやすくなってい、食欲不振や味覚の鈍化もみられます。

漢方薬で脾気を高めて運化を正常に行わせ、腹部膨満感の治療を進めます。 二つ目は「脾陽虚」証です。脾気虚証に加えて、体を温める力が衰えている状態になり、おなかや手足が冷えやすく、おなかがしくしく痛みます。消化吸収機能を調えて体内のエネルギーを高め、体を芯から温めてくれる漢方薬が有効です。

 

漢方医学が考える脾臓の働き
体力強化・消化吸収・造血機能などいろいろあります。

脾虚とは

簡単に言ってしまえば胃腸が弱いということです。
脾虚の具体的症状

消化管機能低下・体力低下・食欲不振・お腹が冷える・下痢しやすい・疲れやすい・肥りにくい・げっぷ・膨満感・軟便

脾虚に使用する漢方薬など
陰陽五行論(肝=木・心=火・脾=土・肺=金・腎=水)思想のうち、脾臓の気が虚(弱くなった)した状態のことを指し、一般的には消化不良や食欲の不振などの胃腸障害に、げっぷ・膨満感・軟便・疲れやすい・体力低下といった全身症状を伴うことが多くなります。

画像配置65×65

陰陽五行論から五臓六腑の考え方

漢方医学で考える脾臓の働きは、水穀(2,3000年前の考え方で、いわゆる主食と考えた方が無難)の“気”を取り込む働きがあり、生命活動に必要物質(精微=血液)を作り出し、体の隅々にまで分配する働きを持つといわれています。

このため「後天之本」・「気血生化之源」ともいわれ、その性質は動くことを好み、五行より太陰湿土に属すことから、湿気・濡れたりすることを嫌います。

又、五行論から、木克土(木=肝=精神的ストレスを受けやすい)克—–優位に立つ(土=脾臓)により、精神的ストレスなどで消化不良・腹痛(胃炎や胃潰瘍など)・下痢(例えば過敏性大腸炎など)・食欲不振・貧血症状といった諸症状が起こり易くなります。
ストレス性の胃腸炎など、2010年現代にも当てはまることも多く、驚かされます。

脾虚 対策漢方(食欲不振・疲れやすいなど)に効果的な漢方

安中散:安中散は、漢方の古典といわれる中国の医書『和剤局方収載。
日本漢方の効能

腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっふ、食欲不振、はきけなどを伴う次の轄症

食欲不振、疲れやすい、げっぷ、膨満感、軟便気味、慢性胃炎、胃アトニー・逆流性食道炎等に応用可能です。

胃寒の腹痛に用い、冷えや寒冷の飲食物などで発生する腹痛(とくに上腹部痛)・腹部膨満・悪心・嘔吐・呑酸などの症状に使用します。

安中散詳細

安中散は、漢方の古典といわれる中国の医書『和剤局方収載。
日本漢方の効能・・・ 腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっふ、食欲不振、膨満感、はきけなどを伴う次の轄症:神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー・逆流性食道炎等に応用可能です。
温中散寒・止痛・止嘔
胃寒の腹痛に用います。冷えや寒冷の飲食物などで発生する腹痛(とくに上腹部痛)・腹部膨満・悪心・嘔吐・呑酸などの症状に使用します。脇痛・月経痛・下腹部痛などをともなうこともあります。舌質はやや淡紅・舌苔は薄白

補中益気湯

1100年代、脾胃論記載
脾虚の代表的漢方

漢方効能は補気建脾・升陽虚陥・脾統血で、胃腸の働きを良くして消化吸収力を高めて体力を回復させ、元気を取り戻すのを助けま、食欲不振や、倦怠感、軟便気味などを改善し、体力や免疫力も高めます

効能は

食欲不振、疲れやすい、倦怠感、軟便気味、慢性疲労・慢性下痢・慢性的微熱・四肢がだるい・元気がない・たちくらみ・頭の鈍痛・食欲不振・胃弱・膨満感・下痢をしやすい・貧血気味・脱肛・胃下垂といった諸症状に効果的です。

応用では自律神経失調症や慢性肝炎・筋無力症・低血圧・脱肛・子宮脱・ヘルニア・ガン・生理過多・血小板減少紫斑病等といった病気にまで応用可能です。

成分:人参・黄耆・白朮・柴胡・当帰・升麻・陳皮・生姜・大棗・甘草
消化機能が衰え、倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症。
効能:夏やせ、げっぷ、膨満感、軟便、食欲不振、胃下垂、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症。
貧血症、低血圧症、虚弱体質、病後の衰弱、食欲不振、ねあせ、軟便気味
胃腸機能が減退し、疲労倦怠感や食欲不振あるいは盗汗などあるものの虚弱体質、低血圧、腺病質。
中医学解説、補気健脾・升陽虚陥・甘温除熱
応用:不正性器出血・アレルギー性紫斑病・血小板減少性紫斑病・慢性の微熱
す。

人参湯

心下痞がありま、より裏寒(体の中心が冷える状態)が決め手です。
半夏瀉心湯は、裏熱証に使用します。
【解説】食べ過ぎ・飲み過ぎのため、あるいはそれに神経的なものが加わったために、みぞおちのあたりがつかえたりします。
半夏は、自律神経を安定させ、乾姜・甘草・大棗は、胃に停滞している水分を尿として流し、水分代謝をよくして、吐き気、ゲップ、腹鳴、下痢などの症状を緩和します。
黄連・黄芩は、胃の炎症を鎮め、黄連・黄芩は人参とともに、みぞおちのつかえをとります。胃腸の調子を整えることによって、膨満感やげっぷ、食欲不振、倦怠感、軟便気味、眠れないという症状を緩和していきます。

脾虚 (体力低下・食欲不振・疲れやすい、膨満感、げっぷなど)の漢方薬服用例。

脾虚タイプ胃腸虚弱・消化不良の漢方薬/ 桂林堂薬局
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