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2019-02-15

掌蹠膿疱症に対する漢方的考え方|漢方薬局 桂林堂|東京都

掌蹠膿疱症に対する漢方的考え方

掌蹠膿疱症に対する漢方的考え方は漢方医薬学的には、掌蹠膿疱症は、自己免疫疾患のひとつだろうと考えられています。

自己免疫疾患とは、身体の中の免疫システムが、何らかの原因により、自己と非自己の区別がつかなくなり、正常な細胞や組織を、本来は身体を守るべき免疫細胞が攻撃して、さまざまな症状が引き起こされる疾患のことをいいます。代表的な病気としては、バセドウ病(グレーヴス病)や、全身性エリテマトーデス(SLE)などが知られています。

免疫の異常反応を漢方的に解釈しますと「腎」虚がまず原因だと考えられ、「腎虚」対策に補腎薬と補腎作用のある生薬が考えられます。

また、漢方薬の柴胡桂枝湯・小柴胡湯・柴胡加竜骨牡蛎湯など柴胡剤には免疫調整作用があり、免疫安定に優れている柴胡剤も同時に使用すべきと考えます。

五臓のうちの“腎”は、今日の腎臓の働きも含みますが、もっと広い範囲の生理機能も含まれ、その範囲は今日の泌尿生殖器系・脳下垂体-副腎を中心とするホルモン系・免疫系など、生命の基底を支える生理機能に相当し、さらに骨・骨髄を養うとしています。

腎”の強化を“補腎”といい、用いられる処方を“補腎薬”といい、補腎薬には有名な腎陽虚・陰虚の八味地黄丸・六味地黄丸・知麦地黄丸などがあります。

このように、掌蹠膿疱症の漢方治療として、“腎“を強化に、胃腸など消化器系が虚弱である場合は、その強化に努め、柴胡桂枝乾姜湯・柴胡桂枝湯・柴胡清肝湯等の柴胡剤も免疫調整に優れていますので同時に利用したいものです。
柴胡剤の併用は重要なポイントになります。

次に、手掌や足蹠(手のひら、足の裏)を含む皮膚は、皮膚呼吸をしていることもあり、五臓のうちの“肺”臓腑系の一部ととらえられ、鼻・のど・気管・気管支・肺胞、そして皮膚・毛孔が“肺”を構成する器官と考えています。
漢方医学の観点から考えてみると治療法は、“腎”を補強し、“肺”の働きを強め、局所の熱感や炎症を冷ます方法が考えられます。⇒清熱解毒

また、食生活ではビタミンH(ビオチン)の不足も、原因の一つとしてあげられ、ビオチンは内臓では肝・腎、トマト・ニンジン・卵黄に多く含まれ、腸管内で合成されるとされます。
ビオチンの欠乏症は、皮膚炎・舌乳頭の萎縮などが起こり、ビオチンを服用することで改善がみられることもありますが、外部からの投与だけでは対症療法であることは否めず、よい効果のあがる人は多くはありません。根本治療ではないからです。ステロイド療法が失敗するのも、外部からの投与によるもので、やはり根本を治していないからです。

加味逍遥散は肝火上炎 の代表的漢方処方

更年期障害のファーストチョイスに加味逍遥散というくらい、あまりにも有名な漢方処方で、職場の人間関係などによるストレスなどに、加味逍遥散が随分助けてくれます。嫌な上司・家庭内でのトラブル・仕事上での人間関係などから起こりやすい精神神経症状にとてもお勧めです。イライラしたり、やたらと怒りっぽくなったりする方に良く効きます。
宋時代(1107~1110年)和剤局方記載、漢方的な治療法は、気滞血瘀・肝気鬱結・肝陽上亢で、気・血の流れが悪く、停滞している“気・血・水”の流れをよくすることで、精神神経状態を落ち着かせ、血液循環を改善し、清熱作用で上半身の余分な熱(のぼせ傾向)を取り去ります。
ホルモンバランスを整え、生理不順や生理痛・イライラしたり怒りっぽくなる・やる気の低下・めまいやフワフワ感・動機・上半身が熱くなるのぼせ傾向や発汗・掌蹠膿疱症・寝つきが悪い・不眠症・不安感・抑うつ状態・焦躁感・頭痛・肩こり・倦怠感・多汗症・赤面症・ニキビ・肝斑・慢性肝炎・子宮筋腫・不妊症などの症状・病気にまで適応します

黄連解毒湯で掌蹠膿疱症の漢方薬治療

清熱解毒 の代表的漢方処方

清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯
外台秘要記載、成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子はのぼせ気味で顔色赤く、イライラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。
漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・掌蹠膿包症アトピー性皮膚炎などに使用されています。

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