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2019-02-23

膠原病や関節リウマチ等の漢方処方|漢方薬局 桂林堂|東京都

冷え症は万病の大敵 、体の痛みも温める漢方薬で改善

漢方薬の中には末梢血流作用があるものが多く、また補血作用や体の中心から保温する働きに優れている漢方生薬も多く存在します。
約2000年前に発表された漢方医学の医学書、傷寒雑病論と金匱要略では、風邪の治療と現代にも通用する慢性病を論じています。
その医学書の中では、冷え性に加え、生理不順や生理痛、不妊症などへの対応したものも少なくなく、2000年前の人たちも現代人と同じ苦しみで悩んでいたんだと理解できます。
それらの漢方薬を不妊症や生理痛・膠原病・リウマチや橋本病まで応用解釈で対応しているのが現在の漢方薬です。

膠原病の解説と、漢方医学的解釈、応用例

免疫とは、ウイルスや細菌などが身体に侵入した場合、これらを攻撃し身体を防衛する機能のことですが、ところが免疫が様々な原因(遺伝的な素質がある人に様々な誘発因子、例えば、ウイルスなどの感染、化学物質、日光などが関係して生じると考えられています。)で異常を起こすと、免疫は自分の身体のさまざまなパーツに対しても攻撃するようになり、こういう病気を自己免疫疾患といい、自己免疫疾患では全身のあらゆる器官が攻撃対象となり、病気を起こします。
一部の糖尿病は膵臓が、バセドウ病は甲状腺が、それぞれ自己免疫の攻撃対象となった病気です。
自己免疫疾患の中で皮膚、関節、血管などに炎症が起こるものを膠原病といい、英語でcollagen diseasesというように、コラーゲンの関係する皮膚・関節・血管などに異常がみられます。

膠原病の代表的な病気

全身性エリテマトーデス(:SLE)、皮膚筋炎、全身性強皮症、関節リウマチ、結節性多発動脈炎などです。
初期には風邪などと間違いやすい症状も多く、気が付かないままに緩やかながらも症状が悪化していくことが多いようです。そのうち急激に悪化し、初めて膠原病と診断されるケースも多いようです。
症状が悪化していればいるほど治療には時間がかかり、内臓などではそのダメージが蓄積して、後遺症が残る可能性も高くなります。
早期に専門医病院で確実な治療を施せばそれをある程度防ぐことができます。

漢方では膠原病のサポート療法という治療方針

症状の軽減、薬の軽減がメインになります。
また、漢方薬には免疫を調整する作用があり、これを活かして、自己免疫疾患である膠原病を根本から治療できる可能性があります。
更に、漢方薬の中には炎症を抑えるものもあります。一般の抗炎症剤ほど強い作用は期待できませんが、一般の薬では副作用が出て飲めない方のために、あるいは一般の薬の使用量を減らす目的で、漢方薬が用いられます。
いずれにせよ、現代医学的な検査・治療を行いつつ、そこに漢方治療をかぶせて行くのが最も安全・確実な方法でしょう。免疫調整には気血両虚剤、炎症を抑えるには清熱解毒剤がメインになります。

SLEの漢方治療

中医学では、SLEに対して様々な治療法を行っています。たとえば、急性期や活動期(CRPなどの悪化、発熱、皮膚症状の悪化、蛋白尿や血尿の悪化などが見られます)の血熱毒盛に対しては清熱解毒涼血剤を、亜急性期の陰虚大旺に対しては養陰清熱剤を加減し、寛解期の気陰両虚、気虚血瘀に対してはそれぞれ益気養陰、益気活血を治療目的とします。SLEの漢方治療の目的は、症状の緩和、病状の安定、ステロイドの減量、寛解期における再発予防など、多岐にわたるものであり、適切な漢方生薬の配合が重要です。

膠原病に利用・応用されている漢方処方

当帰芍薬散

2000年前の医学書、金匱要略記載、体を温めて血流を改善する漢方処方で、痛みをやわらげたり、貧血症状やホルモンバランスを整える効果も期待でき、排尿を促進して水分の代謝異常を改善する効果もあります。
妊娠安定のための服用も多く、体の血・水のバランスを整えますので、
体の疲れ・冷え性・生理不順・生理痛・貧血症状・不妊症・習慣性流産・むくみ・頭痛・めまい・肩こり・目の周辺のくま・更年期障害・下腹部痛・ネフローゼ・浮腫み・慢性腎炎・高血圧などに使用されています。
応用では慢性腎炎・ネフローゼ・血圧異常・腰痛・座骨神経痛・耳鳴り・
当帰四逆呉茱萸生姜湯——-2000年前の医学書、傷寒雑病論記載、風邪のことを論じた医学書ですが、応用に応用を重ね、末端冷え性や生理不順・不妊症・しもやけ等にも使用されています。
血行をよくして、体を温める作用があり、冷えによる痛み(座骨神経痛・下腹部痛・腰痛・頭痛など)を軽減します。

温経湯

同じく金匱要略記載、ロバの皮(阿膠=コラーゲン)が含まれている温経湯は、血液循環を改善しながら体を温め、貧血症状・乾燥肌・ホルモンバランスを整える効果も期待できます。皮膚や唇がカサつく傾向の方の、生理不順や生理痛・下肢の冷え・腰痛・しもやけ・主婦湿疹・更年期障害・頭痛・冷えのぼせ・不妊治療や排卵機能回復などに利用されています。

漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)・温経散寒・瘀血(血液の滞り・血行不良)・和胃などで、手のひらのほてり・手掌角化症・自律神経失調症・不正出血・貧血症などに応用されています。

桂枝茯苓丸

金匱要略記載、瘀血(血液の滞り)には桂枝茯苓丸というくらい、瘀血の代表格的漢方処方です。
血行をよくして熱のバランスを整えることで、のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症をしずめます。また、ホルモンバランスを整える効果も期待でき、生理不順や生理痛・頭痛・めまい・肩こり・のぼせ・足の冷えなどを改善し、更年期障害・不妊症・子宮筋腫・ニキビ・シミ・痔・肝臓病まど、瘀血(血行不良)が原因の病気・症状を改善します。不妊症の場合、排卵があっても黄体機能が悪いと着床せず妊娠できないケース等に温経湯・当帰芍薬散とともに使用されています。

芎帰膠艾湯

金匱要略記載、出血や貧血などに使用され、不正出血や痔出血・血尿・生理不順・流産癖・腎出血などに使用されています。漢方的考え方は血虚(貧血傾向・眼精疲労・生理不順など)の出血に使用される代表格で、顔色が悪くつやがない、カサカサ肌・四肢のしびれ・筋肉のひきつり・目のかすみや眼精疲労・頭のふらつきなどの血虚症状を伴います。

膠原病エリテマトーデスの漢方薬/ 東京都目黒区の漢方薬局 桂林堂薬局​

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